女性が清々しく生きるための命題を突き付けられる漫画『ダルちゃん』 生きづらさを抱える人が、本来の自分をどう取り戻すのか

共感の声が広がっています

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ビジネス書を扱うことが多い本サイトですが、今回ご紹介するのは、派遣社員の丸山成美24歳に擬態しているダルダル星人のダルちゃんの物語。12月6日に小学館から刊行された漫画『ダルちゃん』全2巻(はるな檸檬)です。フルカラーですっきりとした絵柄は読みやすく、冒頭のコミカルな自己紹介ですぐに心をつかまれてしまいます。

気を抜くと全身がダルっと形のない宇宙人になってしまうダルちゃんは、普通の人間に見えるように惜しみない努力を続けています。

「なーんと最近メイクってやつを覚えました」
「でもなんか気持ち悪いから3日に1回やるかやらないか」
「とーっても苦手だけどストッキングをはいて 本当は嫌だけどハイヒールに両足をつっこめば」
「ハケンシャイン、マルヤマナルミのできあがりです」

最初はコメディかと思う内容でしたが、読み進めると女性にとってたいへんシリアスで深い展開が待っています。周囲に馴染めず生きづらさを感じている女性たちに、ぜひ読んでいただきたい一冊です。(文:篠原みつき)

「あなたの尊厳を踏みにじる奴らに あんな風に笑いかけちゃダメだよ」