真のコミュ障あるある「3人いると自分だけ置いてけぼり」「一年中マスクを着用している」 | キャリコネニュース
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真のコミュ障あるある「3人いると自分だけ置いてけぼり」「一年中マスクを着用している」

「3人組作って―」で1人になっても言い出せない、とかあるよね

「3人組作って―」で1人になっても言い出せない、とかあるよね

僕はあんまり他人と話すのが好きじゃない。仕事柄、特にこの時期なんかは税務署や税理士に確認のための電話をすることはあるが、それも嫌々ながら仕方なくやっているし、ムダに緊張する。生き辛さを感じてしまう。飲み会で知らない人が大勢いると、1時間かそこらは気を張って頑張れるが、そのうちに辛さのゲージが振り切ってしまい、すぐに退散してしまう。

が、こんなのはまだ序の口のようだ。世の中には僕を超えるような真のコミュ障も存在する。今回は、そんな彼らの生き辛さに焦点を当ててみようと思う。(文:松本ミゾレ)

「他人に伝えるべきことがあればどんな場合でもあらかじめ台本を脳内に用意しておく」

コミュ障の生態に触れるにあたって参考にしたいのが、最近2ちゃんねるに立った「真のコミュ障あるある」というスレッドだ。

スレ主もそういった類の人種なのだろう。「初対面の人とまともに話せない」「勇気を振り絞って人としゃべった後「あれ俺なんか間違ったこと言ったのかな?」と脳内反省会をする」などと書いている。

スレッドには他にも、コミュ障で悩んでいる人々の書き込みが山のようにある。いくつか、切実な意見を紹介してみよう。

「髪切りに行くのに1週間くらい前から緊張しだす」
「とりあえずマスクは年中着ける。声が聞こえにくいらしく 相手『え?何?』→俺『あっ、何でも無い』ってなる」
「他人に伝えるべきことがあればどんな場合でもあらかじめ台本を脳内に用意しておく」
「3人居ると自分だけ置いてきぼり」

こういった具合に、なんかもう切なくなるような声が目白押しだった。で、3人居ると自分だけ会話に参加できないって意見、これは僕も実感してしまう。

特に”陽”の気(け)が凄いような、一緒にいるだけでエネルギーを吸い取られるタイプの人間を相手にしていると、どうにもこうにも声が出なくなる。しかもそういう面々の会話って、まぁ~こっちの体質に合わないのなんの。「昇進して~」だの「こないだフットサルして~」だの。興味もないので余計に会話に参加できない。

人間が社会性の動物である以上、コミュ障が安心して暮らせる日は夢かも

と、ここまでコミュ障や人見知りに悩んでいる人たちの側に立って(っていうか自分がそうなんだけど)書いてみたものの、そうは言っても人間は完璧に1人では生きられない。実際に家に数年引きこもり気味でたまにしか外出しない、ろくすっぽ人と会わない立場から言わせてもらっても、100%他人をシャットダウンして生きるのは無理だ。

仕事はメールを介していくらでも出来るが、冒頭で書いたような税務署との折衝や、携帯のプラン変更や、保険に加入するときの注意点をアレコレ聞くだとか、家電を買い換えて設置する際に作業員を家に招きいれるだとか、他人との接触は絶対にゼロにできない。

他者と完全に接触することのない理想のシェルターなんて、もはや両親を世間との壁役に据えるマジの引きこもりにしか実現できない。結局、誰かと触れ合わない限り、人間は生活を維持することすらできないのだ。

これはコミュ障の人にとっては酷な話かもしれないが、もう人間がそういう生き物なのだから、諦めて割り切るしかない。人間やるにも、しんどいよね……。

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