一人だけど、独りじゃない。 夢や理想への道を一緒に見つめてくれる人がいる
マーケットワン・ジャパンでは、さまざまなバックグラウンドと夢をもったメンバーが集っています。日々の業務は厳しくとも、心を通い合わせる存在がいるから頑張れる……。仕事を通じて達成したい夢を胸に秘め、強い絆で結ばれたふたりの女性が、マーケットワンで働く魅力と仕事への想いを語ります。【talentbookで読む】
日本企業の海外進出を支援したい。 想いと現実のギャップを脱するために
幼少期の海外生活が遠山 絢子にもたらしたもの――それは、国レベルで物事を見つめる視点でした。
遠山 「海外にいてこそ気づく日本の良さってあると思うんです。逆もしかりですけどね。その違いにおもしろみを感じて、学生時代には発展途上国にインターンシップへ行ったり論文研究をしたりしていました。
そのなかで、日本の技術は途上国の発展基盤につながっているんだと考えるようになりました。そして、それを支援する仕事に就きたいと思ったんです」
新卒で遠山が入社したのが、バックオフィス業務のアウトソーシングサービス企業。海外拠点もあり、日本企業の海外展開にも役立てると思い入社しました。1年目は北海道のコールセンターで現場の業務を学び、2~3年目は本社で営業を経験。
しかし、遠山はこの会社を3年で退職します。この先の3年後、10年後を見据えた先の未来を考えたすえに出した決断でした。
遠山 「そのまま勤めていた場合の3年先、10年先の未来を想像しました。自分がどう成長曲線を描いていくのか、周り上の人を見て自分のキャリアを具体的に想像したんです。
そして、その環境に魅力を感じていない自分がいました。自分が本当にやりたい道を歩んでいきたい。心のなかに秘めたジレンマを解消する気持ちで退職の意向を伝えました。
退職後の1年間は、公務員試験を受けるべく資格学校に通いました。助成金提供や提携支援などで企業活動を下支えするのが“自分のやりたいこと”につながると思ったからです」
勉強のかたわら、説明会や卒業生訪問などを通じ、遠山は実際の公務員の仕事についてヒアリングを重ねていきました。そして結局「これも違うな」という結論に。先の読めない配置転換の多い公務員では、主体的にビジョンを描くのは難しそうだと感じたのです。
遠山 「この 1年間は、試行錯誤と自己分析に明け暮れました。考えて、考えて、考え抜いて、自分の想いを見つめつづけました。私にとっては大切な時間でしたね」
そうして、転職活動を始めた遠山のもとに届いた1通のスカウトメール。それは、マーケットワン・ジャパン代表の山田 理英子からでした。「マーケティングを通じて“行くべき場所 ”へ行く。企業活動を手助けする」という山田の言葉が、遠山の胸に深く刺さったのです。
遠山 「マーケティングは、自分の仕事として考えたことのなかったキーワードでした。でも、未知の領域でたくさんの学びがあると思えたし、何より初回の面接でマーケティングを熱く語る理英子さんの“目力”が印象的でした(笑)」
この会社で働けるならおもしろそう――。縁ともいうべき出会いから、遠山は再出発のフィールドとしてマーケットワンを選んだのでした。
人生の海を進むための櫂を、 自分で選んで自分で握れる働き方がしたかった
大学は英文学科で学び、海外旅行も好きで留学経験のあった明瀬 百合香。「海外と接点のある仕事をしたい」と思い、新卒採用では外資系の電子部品メーカーに営業として入社しました。
明瀬 「大学時代の専攻は英語教育で、もともとは英語教師になろうと思っていました。でも、教師になるとしても社会人経験を積んだ方が教えられることの幅が広がるだろうと考え、まずは就職することにしたんです。
しかし、当時はアジア系のメーカーがどんどん伸びていた時期。先行きの不透明さから、3年を待たずして転職しました」
2社目に選んだのは、子ども向けの英会話スクール。英語と教育という自分の志向する分野の仕事は楽しかった、と明瀬は振り返ります。
明瀬 「仕事のやりがいはとても大きかったです。でも、生業としてずっと続けていくのは難しいと感じていました」
言うまでもなく英会話スクールは客商売。しかも学校ではないので、必然的に勤務時間が不規則になるのは避けられません。
明瀬 「当時の職場でも、仕事と家庭を両立しながら働かれている先輩がいました。いつしか、私自身も結婚や出産をしたらどうやって働きつづけていくんだろう……と考えるように。
さまざまな観点で仕事や働き方を見つめ直すなかで『ここではない場所にも自分の可能性を開くチャンスがあるかもしれない』と思うようになったんです」
仕事選びはライフスタイルを選ぶこと。そう考えていた明瀬にとって、マーケットワンは新しい働き方を実現できる環境でした。
明瀬 「マーケットワンは、英語を生かせる仕事ができ、担っている業務をきちんと終えることを重視する会社だと感じました。
大切なのはミッションを果たすことであり、長時間労働を良しとする風土がないんですよね。言い換えれば、自分のスキル次第で働き方を選び取れる自由さがある。それは、マーケットワンの大きな魅力でした。 面接で会うメンバーもバラエティ豊かで、しっかりとスキルアップしながら働けるイメージが見えました」
使命を果たせば、自由が得られる。働き方、すなわち生き方は自分自身でコントロールできる。それが、明瀬がマーケットワンを選んだ大きな理由でした。
ちなみに、遠山も明瀬も27歳でマーケットワンに入社しています。社会人としてぐっと踏み出していく時期に同じ会社を選んだふたりは今、メンター制度で特別な絆を紡いでいます。
厳しさのなかにも優しさが息づく職場 だから、確かな成長がある
遠山と明瀬は、ともにセールスアナリストという職種。クライアントの依頼を受け、ターゲットとする企業の役職者の方にマーケティングリサーチを実施し、クライアントの商談機会を創出したり、それに必要な情報を獲得したりすることがミッションです。
数あるアプローチ方法のなかから仮説を構築し、試行錯誤しながらアポイントにつなげていきます。
明瀬 「冒頭のあいさつひとつを取っても、手探りで最適解を見つけなくてはなりません。電話でのやり取りは、常に相手と1対1。
しかも、やり直しはきかない。マニュアルだけでは通用しない以上、たとえ新人でもその孤独な戦いに挑み、乗り越えることでしか成長がないんです」
遠山には業務上の直属のリーダーがおり、目標設定や進捗報告をおこなっています。一方、絶えず創意工夫が求められる仕事だけに、素朴な疑問や気持ちの葛藤などを打ち明けられるメンターの存在は、重要な役割を果たします。
遠山 「たとえば休憩の取り方といった何気ない質問をしたり、どうしてもしんどいときに少しだけ弱音を吐けたり。ほかにも、業務ではあまり接点のない方とコミュニケーションする機会をつくっていただくなど、精神的に頼れる大切なひとですね」
明瀬 「私自身、就業して間もないころは先輩によく『ちょっといいですか?』といろいろ相談していました。そうした対応はなるべく断らず向き合うよう心掛けています。 それに、フランクに話せる相手がいることで働きやすくなれば、結果的に遠山さんの成長や会社の業績を伸ばすことにもつながるはずなんです」
自ら必死に考えて、工夫して、実践して、そのうえでアドバイスがほしいときや意見を聞いてほしいとき。メンターはその想いを全力で受け止めます。そんな安心感が、次の成長へと踏み出す足場となるのでしょう。
明瀬 「実は私自身、入社して半年が過ぎたころ、急に泣き出してしまったことがあるんです。慣れない仕事でいろいろなプレッシャーを感じ、たまりにたまってあふれた涙が止まらなくて……」
マーケットワンの仕事は、決して優しくも易しくもありません。だから成長できるし、学びが尽きない。
それでも、その重みをひとりで支えきれないときには、周りに頼ればいいと考えています。答えを教えるのではなく、しっかりと自分の足で立つためのサポートをするのが、メンター制度の狙いのひとつなのです。
明瀬 「自分の未熟さを突きつけられて心が折れる経験は、いわば私たちのスタートライン。誰しもが通ってきた道なんです。スキルやマインドは自分で高めるしかないのですが、メンターは心を支えてあげられます」
微笑み合うふたりの姿からは、同志として戦友として、そしてあるいは姉妹のように、確固たる信頼に基づく絆が浮かび上がってきました。
たとえ違う未来を見つめていても 確かに結びついているふたりの心
絆を育みながらも自立し、それぞれの未来を描けるのがマーケットワンの魅力。遠山と明瀬も異なるビジョンをもってマーケットワンにジョインし、異なる理想を描いています。
遠山 「私はマーケティングを通じて、日本企業の海外展開を支援するという夢があります。
現在はセールスアナリストとして多くの企業にアプローチする経験を積んでいますが、将来的にはプロジェクトマネージャーにも挑戦したい。今の経験を生かし、異なる立場から事業に携わり、新たな学びを得たいと思っています」 一方、明瀬はまた別軸の方向を見ています。
明瀬 「私はずっとセールスアナリストを続けていきたいんです。仕事を続けてきたなかで、これが自分の個性を最も発揮できる職種だと思っていますから。ゆくゆくはメンバーの育成などにも携わり、マーケットワンが誇る強みである業務品質の向上に貢献していきたい」
年齢も入社年度もビジョンも異なるふたり。メンター制度という仕組みによって結ばれながらも、それぞれが進みたい未来を見据えています。
明瀬 「入社を決めた理由のひとつでもありますが、当社では仕事に励みつつプライベートを充実させているメンバーが多数います。仕事のために何かをあきらめる必要はない。スキルや知識を身につけて成果を出し、人生を楽しめるのってすごくすてきだと思いませんか?」
個の成長を強く求めながらも、組織としての良さを高めるのがマーケットワン。メンバーは常にいくつものプロジェクトに並行して携わっており、クライアントの業界や商材に関する豊富な知識が必要とされます。
ヒアリングにおける情報の引き出し方など、ともに働くメンバーが互いにスキルを高め合う社風が息づいています。
遠山も明瀬も27歳のときにマーケットワンにジョインしました。代表の山田 理英子がマーケットワン・ジャパンを設立したのは28歳のとき。
マーケットワンには、さまざまな価値観やライフスタイルをもちながら、20代後半で活躍の舞台を広げた女性たちがそろっています。自らを磨き、伸ばしていくフィールドとして、多彩な可能性が輝きを放ちつづけます。