新1万円札発表で渋沢栄一の代表作『論語と算盤』が緊急重版 書店から注文殺到 | キャリコネニュース
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新1万円札発表で渋沢栄一の代表作『論語と算盤』が緊急重版 書店から注文殺到

画像はプレスリリースより

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KADOKAWAは4月9日、新紙幣のデザイン発表に伴い、1万円札に起用される渋沢栄一関連の書籍2冊を緊急重版すると発表した。重版されるのは、渋沢栄一が書いた『論語と算盤』と、渋沢氏の後進育成に主眼を置いた談話をまとめた『渋沢百訓 論語・人生・経営』。

リリースによると、いずれも新紙幣の発表を受け、書店から注文が相次いでいるという。『論語と算盤』は9日午前11時時点で1万部を重版予定だ。

中日・根尾昴選手の愛読書としても知られる

渋沢栄一は第一国立銀行や東京証券取引所など500社以上の企業育成に携わるなど、その功績から「近代資本主義の父」とも呼ばれる。『論語と算盤』は1916年に発表された著書で、「道徳経済合一説」を唱え、倫理と利益の両立を主張するなど、渋沢の代表作として知られている。

同書のビジネス書としての人気はこれまでも高かった。昨年のドラフトで1位指名の根尾昴選手(当時は大阪桐蔭高校、現在は中日)が愛読書として紹介した際にも注目されていた。

KADOKAWAの編集部では新紙幣の発表直後、2冊の需要増を予想し重版に備えた。正確な数は把握していないが、今ある在庫では足りない量の注文が来ているという。

担当者によると、『論語と算盤』と同じく重版が決まった『渋沢百訓』もお勧めだが、同時代の別人物の作品としては福沢諭吉の自伝『福翁自伝』も勧めたいそうだ。福沢諭吉は現行の1万円札に描かれているが、変更を受け、福沢の1万円札は今後製造が停止される。担当者は「日本の夜明けを作った2人なので、読み比べると面白いかも」とのことだった。

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