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銀河で寿司が回転!くら寿司の新卒採用サイトがカオス過ぎる 「情報が全く頭に入ってこない」と話題に

無限を中心に寿司が回る

無限を中心に寿司が回る

外食チェーン「無添 くら寿司」を運営するくらコーポレーションの新卒採用サイトが話題だ。太陽系を模したと思われる宇宙で「無限」という文字を中心に、いくらやいか、マグロなどの寿司が自転・公転する。2016年から毎年公開されている。

寿司をクリックすると、ネタの説明のほか、「REVOLUTION(食の革命)」、「TRUTH(数値データ)」、「UNIVERSE(海外展開)」といった説明項目に飛ぶことが出来る。各説明項目では、逐一宇宙と絡めた説明がされていて、数値データの項目では一皿108円という価格について、

「新聞紙を42回折ると、月に届くという説がある。では、108回折ると?宇宙の広さになると言われている。そして、人類初の宇宙飛行士・ガガーリンの宇宙滞在時間も108分。偶然と片づけるには、あまりにもできすぎている」

と説明している。

「人間がこの宇宙の一部であるということは、あなたもすでにくら寿司の一部」

皿の大きさについても、直径15センチという点から天体望遠鏡と比較し、「口径150ミリメートルの天体望遠鏡だと、星がすごくよく見える」と説明。年間売上1136億円に至っては、

「2013年12月19日。欧州宇宙機関(ESA)が、銀河系の3D地図を作成するために打ち上げた宇宙望遠鏡『GAIA』。そのプロジェクト総額は日本円にして約1053億円。83億円程余るが、これは何を意味するのか。ご想像にお任せする」

と、苦し紛れの記述がある。最後には

「ご理解いただけますでしょうか。食の未来を見つめているくら寿司の理念は、今もなお、宇宙と同じく膨張を続けている。人間がこの宇宙の一部であるということは、つまり、あなたも、すでにくら寿司の一部なのだ」

とまとめていた。

エントリーボタンは皿を5枚収納してやっと出現

PHILOSOPHY(企業理念)の項目では、合成着色料、化学調味料、人工甘味料、を使わない「食の戦前回帰」について、地球と、地球をめがけて飛んでくる火の玉を使って説明している。

合成着色料の火球が飛んできて

合成着色料の火球が飛んできて


地球にぶつかる前に爆発します

地球にぶつかる前に爆発します

各項目の説明を読むごとに皿が1枚、回収カウンターに収納されていくというシステムで、5枚収納するとようやくエントリーサイトにたどり着ける。しかしここでも「あなたが押したいのは、普通のエントリーボタンですか?それとも金のエントリーボタンですか?」と聞かれ、金のエントリーボタンを押すと「くらバーガー」の紹介サイトに飛んでしまう。

各項目を読み終えると表示される皿回収システム

各項目を読み終えると表示される皿回収システム

10枚収納すると、同社の「看板娘」である2010年入社社員の自己紹介が表示された。まだまだ色んな仕掛けがありそうだ。楽しみながら会社のことを知れる、ということなのだろう。ネットでは「すごいな…銀河系回転寿司か」、「狙いがわからない」、「全く頭に情報が入ってこない」といった声が出ていた。

なお、サイトトップページにある「無限」をクリックするとパスワードの入力を求められる。パスワードは全部で5つあるようだが、キャリコネニュース編集部では3つしか突破できなかった。

※18:07追記

同社担当者によると、サイトのコンセプトは、商品をほこりなどから守るために使用している半球形のカバー「鮮度くん」に着想を得たという。「鮮度くん」を始め、5皿で1回プレイできるゲーム「ビッくらポン」など多くの独自性を持つのが弊社の強み」であることから、「そうしたオリジナリティみたいなものを学生に伝えたかった」と明かす。

様々な仕掛けを盛り込んだのは、学生にサイトを細かく見てもらうためだ。

「採用サイトは情報量が多く、細かく見る学生はあまりいません。しかし私達としては、細かなところまで見てほしいというのが思いです。何か工夫をと思い、こうしたサイトを作りました」

反響は大きく、就活生や採用者から「独自性が伝わった」「オリジナリティを大事にしていることが伝わった」などの声が聞かれているという。

2016年に始まったサイトも、今年で4回目になった。来年も同様のサイトが登場するかどうかは未定だそうだ。

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