「年金が30年後に2割減る」は誤解 もう一度考えたい公的年金の役割

誤解が広がっています

誤解が広がっています

先週、厚生労働省が公的年金の将来にわたる給付見通しを示す年金財政検証を公表しました。財政検証とは、国民年金や厚生年金などの公的年金が、おおむね100年先にわたって維持できるかを、5年に1度チェックするものです。

日本の公的年金制度は賦課方式といって、現役世代が納めた年金保険料と税金などが、現在の高齢層の年金給付に充てられる仕組みを取っています。このため、100年という超長期の見通しを示す上では、人口推計や経済状況など、様々なシナリオを想定する必要があるのです。財政検証は、いわば公的年金の「定期健康診断」です。(文:楽天証券経済研究所・ファンドアナリスト 篠田尚子)

「私たちの年金受給額が2割減る」という意味ではない