37歳、年収900万円の非モテ男性「アラフォー女性しか寄ってこず、20代は手応えがない。青春に未練がある」という嘆き | キャリコネニュース
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37歳、年収900万円の非モテ男性「アラフォー女性しか寄ってこず、20代は手応えがない。青春に未練がある」という嘆き

39歳、年収900万円の独身男性のお悩み

39歳、年収900万円の独身男性のお悩み

収入があがったら、会社での肩書きがランクアップしたらモテるのかもしれない。そう思う人も少なくはないはずですよね。でも先日、キャリコネニュースに寄せられたお悩み投稿に「モテるために必死で頑張ってきたけど人生が始まる前に終わっていた」という声が寄せられました。(文:ちばつかさ)

男性は「もともと容姿が悪く実家が貧乏だった」といいますが、持ち前のハングリー精神で地方国立大でトップの成績で卒業。しかし就職氷河期で大手企業は軒並み不採用となり、”低年収”の中堅企業に入りました。

当時を「ずっと勉強していたので全く遊んでおらず、この結果が本当に悲しかった」と綴ります。それでも社会人になり彼女をつくろうと100人以上にアプローチしましたが「容姿が悪く年収も低いため全く相手にされない」。さらに仕事で無理がたたり入院し、治る頃には33歳、彼女いない歴=年齢だったといいます。

そんな男性に転機が。大手企業に転職し、「度重なる苦労からメンタルが鍛えられ、今は年収900万円に上がりました」といいます。30代半ばになり、ようやく婚活アプリなどで女性とデートするようになったといいます。ただ、

「35~40歳の女性が多く、キスしたり触れたいとか全く思えず、口説く気にもなりません」

とのこと。

「彼女達は『仕事を頑張っている男性が好き』と言いますが、僕は若い頃から勉強も仕事もずっと頑張っていました。けどその時は全く評価してくれなかったじゃないか。年収が上がってオバサンになってから手のひらを返して来られても遅いです。かといってもう37歳ですので20代の女性を口説いても全く手ごたえがありません」

男性は「年収が上がるのがあまりに遅すぎました。報われるのが遅すぎました。大切なのは運と容姿です。今の日本は平均以上裕福な家庭に平均以上の容姿で産まれることが何よりも大切だと感じています。努力したって報われません」と嘆いています。

「特に就職氷河期世代はそうだと思います。僕は青春や恋愛に未練があります。男女でバーベキューや花火に行ってみたかった。男女でワイワイ飲み会をしてみたかった。人生始まる前に終わりました。もう諦めるべき年齢ですがどう心を整理すればよいでしょうか?」

イケメンが必ずしも幸せだとは限らないし、裕福だから幸せだとも限らない

要は「モテるために頑張ってきたけど自分がしたかったのは青春だった!若い子と遊びたい!ワイワイ盛り上がりたい!という気持ちをどうすればいい?」という相談ですよね。

なんだか「だからモテないんじゃない?」という声が聞こえてきそうです。なぜこの純粋な男性の心の叫びが”モテない文章”であって、そしてなぜ実際にモテないのか、ということをご説明します。

まず、文中の「今の日本は平均以上裕福な家庭に平均以上の容姿で産まれることが何よりも大切」という一文で思いっきり日本中に敵を作っていないでしょうか? そもそも容姿や裕福な平均は誰が決めたのでしょうか。イケメンが必ずしも幸せだとは限らないし、裕福だから幸せだとも限りません。

もちろん人はまず第一印象、年収や学歴などをみてしまうのかもしれません。しかし、それがすべてではありません。”諦める年齢”も誰が決めたのでしょうか。40代でもワイワイ楽しんでいる人もいるし、50代だからって若い女性と結婚する人もいます。

ちなみに筆者の僕は39歳ですが、先日学びたいことがあって大学生に戻りました。年齢制限があるものであるなら仕方ないですが、遊びや付き合い、学ぶことなどには年齢制限はありません。「平均以上でなければダメ」「この年齢じゃなにもできない」その諦めこそが”目標”をどんどんと遠ざけてしまう原因なのかもしれません。

必死に得たものを”武器”にしたがるけど、興味がない人間にとっては無意味

年収が平均以下でも、イケメンじゃなくても、歳をとったとしても相談者さんの理想を叶えている人はいくらでもいるでしょう。ではその人となにが違うのか。それは”鎧をかためて自分を隠している”という点ではないでしょうか。

つまり、着る服をいくら飾っても、着ている人に魅力がなければ誰も寄ってこない、ということ。魅力ある人間は、鎧の中にこそ魅力があるのです。たしかに若い時期に必死になって手に入れたものを前面に押し出したくなるのは人間の習性なのかもしれません。

必死になって勉強して獲得した学歴、必死に働いて得た収入。必死になればなった分それを”武器”として使いたくなる。でも、その武器になんの興味がない人間にとっては無意味なのです。

僕の肩書きに”元プロ野球選手”というものがありますが、「だから何?」と言われればそれまで。「で、あなたはなにができるの?」「どんな人なの?」に答えられなければ意味がありません。

70歳になろうが「いまが青春!」と本人が決めればその時が青春

そして自分を磨いたらあとは行動のみです。年齢のせいでも、育った環境のせいでも、世間のせいでもありません。すべては自分自身のせいです。先にも書きましたが制限を決めるのは自分自身。未来を決めるのは自分でしかありません。

70歳になろうが「いまが青春!」と本人が決めればその時が青春。容姿が悪くても年収が少なくても「幸せ!」と決めるのも自分自身です。まだまだ諦めちゃダメです。不要だと言い切った”努力”と”中身”が一番必要なのです。運やチャンスはその先にあります。

運やチャンスを狙いにいくのではなく、それらが舞い込んでくる自分自身を掴みにいってください。必ず理想を手に入れられるはずです。今日からリスタート。きっと新しい自分に出会えるでしょう。

※キャリコネニュースではお悩みを募集しています。恋愛、仕事、人間関係など幅広く、男女問わず中学生から定年後のシニア世代まで、あなたのお悩みを聞かせてください。

筆者近影

筆者近影

【筆者プロフィール】ちばつかさ

合同会社komichi代表。柔道整復師、こころと体のコーディネーター、元プロ野球独立リーグ選手。東京と福井で投げ銭制の接骨院を運営しのべ10万人近くの心と体に向き合ってきた。野球経験とコーチングの経験を活かし都内で“野球を教えない野球レッスン”を運営。レッスン卒業生がU12侍ジャパンの代表に選出された。【公式サイト】

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