月13万円支給する代わりに生活情報を全て収集・マネタイズ 社会実験の参加者募集中! | キャリコネニュース
おかげさまで11周年 メルマガ読者数
65万人以上!

月13万円支給する代わりに生活情報を全て収集・マネタイズ 社会実験の参加者募集中!

社会実験「Exograph」開始

社会実験「Exograph」開始

IT企業のPlasmaは11月1日、「人間はただ生きているだけで価値を生み出せるか?」を問う社会実験「Exograph」を開始した。

1か月間、自室にカメラを設置して動画でデータ収集される代わりに、都内在住で30歳前後の人物に支給される生活保護費と同額の13万2930円が提供される。現在、参加者を募集している。

もし、ある人間の”1か月の生活すべてのデータ”を売れるとしたら売るのか、また買ってくれる企業はいるのかという”プライベートをマネタイズ”は可能なのかを考える社会実験だ。収集したデータで、これらの費用がまかなえるかに挑戦する。

AI・ロボットが発展し、働かなくてもいい人が出てきたら?

同社は実験の意義についてリリースで、「AIやロボットの発展に伴い、働かなくても良い人が将来的に現れると言われています」と説明。現在、資本主義からシェアリングエコノミーなど次の産業・社会構造を模索する人が増えてきているとし、

「その中で、例えば納税や労働以外に『生き様のデータ』を提供することで社会に貢献し、社会保障や金銭的対価を受けるという選択肢があっても良いのではないでしょうか」

と提案。このような仕組みを提供する前に、「まずは社会として新しい価値観に対してどう対応するかを確かめる必要がある」として、生活データ運用の先駆けとして同実験を企画したという。

「オフラインの人間の仕草、表情、行動の取得は全くの未開拓領域です」

データ収集の方法が”カメラ”であることについて、同社の遠野宏季代表はnoteで、オンラインの行動データ、スマートホーム、IoTデバイス、ウェアラブルのバイタルデータなどでもいいというが、

「ただし、オフラインの人間の仕草、表情、行動の取得は全くの未開拓領域です。風呂上がりに何をどのような感じで飲むのか、どのような状況でテレビCMを見てその時のリアクションはどうなのか、いつ布団に潜りその後どれだけスマホをいじって、その結果どのような人生を送るのか」

と綴る。なお、撮影したデータが実際にマネタイズされる際には、人物の顔や身体をCGでマスクするなど匿名化する。生活者が普段と変わらない日常生活を送れる状態を第一条件として考えていることと、動画配信ではなく”消費者行動データ”としてのマネタイズを目指しているためだ。同氏は、

「動画は人物をマスク処理し匿名化したとしても、その行動とリアクションとその結果は、人類が人類を知る上でとても意義のあることだと僕は信じています。『生き様』のデータは、利己的な遺伝子の実験場である僕らが取れる一番価値のある情報です」

と語っている。応募締切は11月15日。15から22日に面接を行い、25日から翌月25日間の屋内で私生活データを収集する。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. どんな味?自主回収「ポッキー」を食べてみたら、スパイシーでエスニックな独特の風味だった
  2. レジ袋有料化で疲弊する店員「おでんをマイバッグで持ち帰った客が“汁がこぼれた”とクレームを入れてきた」
  3. 若者の6割「仕事よりプライベート」がネットで話題 「社畜にメリットなし」「仕事するために生きてるわけじゃない」
  4. ホストのいない民泊、反対約6割 「トラブルを起こした民泊施設は営業禁止」求める声も
  5. 「日本カジノ学院」のド派手な新聞広告にネット騒然「コラかと思った」「意味分からん」何を学ぶ学校?代表者に聞いてみた
  6. 「私は自殺をします。三菱につぶされました」 三菱電機の新入社員自死で両親が提訴 いじめが原因か
  7. 「ペットショップで犬猫買うヤツは人間のクズ」ひろゆきが苦言 「犬猫は可愛い。でもその前にどれだけ殺してんの?」
  8. ホリエモン「保育士の給与が低いのは誰にでもできる仕事だから」発言で物議 「保育士馬鹿にしてる」「言っていることは正しい」
  9. 読売社説「新聞は重要な公共財」にネット民が総ツッコミ 「常識的に考えて電気や水道の方が重要」
  10. 自民党が提言する大学在学中は学費「無償」で議論 「ただの後払い」「収入に応じて納付が変わるのはよい」

アーカイブ