会社を辞めようと思った瞬間「手取り15万円、酒が飲めないのに飲み会は半強制参加」「トイレットペーパーの使用量が多いと注意」
会社の指示に従っても、報われないことはある。ある程度は我慢できても、人には限界がある。販売・サービス職の30代女性からも、
「ここ60日でたった3日しか休みがなかった。それなのに疲れてあくびをしたら、『あくびするな』と上司に言われた」
といった声があった。今回はキャリコネニュース読者から寄せられた、理不尽な職場に愛想を尽かしたエピソードを紹介する。
「普段缶コーヒーすら買えずに乗り切っているのに、飲み代を払うのがバカバカしい」
技術職の30代男性は、元勤務先での執拗なレポート提出に、入社1年目で精神を追いやれた。「できなかったことを毎日書いて」と言われ、男性はノートを作ったが、
「できなかった事が毎日あるわけないのに、書いて認められないと家に帰れませんでした。なので、いつしか嘘をついてできなかった事を書きました。すると、それについて常に責められるようになりました」
という。男性は「これはイジメだと感じて退職した」と明かす。
技術職の20代男性が辞めたいと感じたのは、半強制の飲み会でのことだ。「出なくてもいいよ、ただみんなが出るから分かっているよね」と言われ、参加せざるを得なかった。また、地方にあるワンフロアの小さな支社だというが「新人は参加しないと、顔も名前も覚えてもらえない」と言われた。さらに、
「手取りは15万円。学費の返済で追われているのに、飲み代はどこからでるのか。酒飲めない体質なのに飲み放題コースになるし、普段手作り弁当で缶コーヒーすら買えずに乗り切っているのに、飲み代を払うのがバカバカしい」
と不満を綴っている。
電話対応で”折り返す”はNG「極力内容を聞きだして対応しなければならない」
販売・サービス職の40代女性は、元職場の体質についていけず退職を決意した。社員は毎朝、社長室まで挨拶をしにいくのが会社の決まりだった。社員同士も名前を呼んで挨拶をしなければならなかった。
また、掃除の担当箇所が決まっているため、休む場合は前もって誰かに代わりを頼む必要があった。その翌日にはお礼をするのが習慣化していた。有休を使ったときも同様、すべての社員にお礼を言うのが決まりだ。ほかにも、
「お茶を1日3回入れるのは下っぱ社員の仕事で、社長から偉い順に配る。お茶の入れ方、来客対応、電話応対などの社内研修をパスしないと担当させてもらえない」
「その日の業務や明日の業務予定を逐一上司に報告しないと帰れない」
「社内パソコン検定をパスしないと時給を減らされる。『トイレットペーパーの使用量が多い』と朝礼で注意される」
など数々のルールが設けられていた。また、不在の社員あてに電話があった際の「折り返します」も禁止されていたとう。極力内容を聞きだして、対応しなければならなかった。そんなある日、不在の社員あての電話を女性が対応した。
「用件を聞き出そうとしたが、『後で折り返して』と言われたのでメモに残すと、その間にたまたま先方と他社の商談がまとまってしまった。朝礼ですべての上司からひどく怒られた」
もう続けられないと思った女性は、「規定通り1か月前に辞めたいと申し出た」という。しかし、その日のうちに辞めさせられてしまったと綴っている。
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