毎年クリスマス翌日の12月26日になると、花屋のラインナップはクリスマスから正月に変わる。赤いバラやポインセチア等のクリスマス仕様の花は、まだ綺麗な状態にも関わらず大量に廃棄せざるを得ない状態だ。
そんな中、廃棄される花をリサイクルするロスフラワー事業を展開するRINは12月18日、廃棄予定のクリスマス花の買取キャンペーンを実施すると発表した。ドライフラワーにできる花を、仕入れ値の半値で回収する。
生花店では、日常的に30~50%の花が美しい間に廃棄されている
クリスマス使用の花買取りキャンペーンの対象は、東京都23区内の生花店、結婚式場、デパート、ホテル、レストラン、また同社活動に共感・応援する人。12月18~25日に申込みをすると、26~27日に回収される。同社はリリースで、
「今回の目的は、クリスマス後に廃棄される花を減らすことはもちろん、”廃棄花問題に関する認知拡大のきっかけ”となればと思い、企画致しました」
とコメントしている。生花店では日常的に30~50%の花がまだ美しい間に廃棄されているという。ドライフラワー作品にすることで、「新たな命を吹き込みます」とのことだ。売れ残った花をリサイクルに回すことで金銭的な損失やゴミ代をカットするとともに、廃棄する心苦しさなどを軽減できるとしている。