「結婚後も正社員で働いて」という彼氏に批判相次ぐ 家事、育児分担の話には「だんまり」 | キャリコネニュース
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「結婚後も正社員で働いて」という彼氏に批判相次ぐ 家事、育児分担の話には「だんまり」

「結婚後も正社員で働いて」という彼氏にげんなり

「結婚後も正社員で働いて」という彼氏にげんなり

結婚前から「妻にも正社員でしっかり働いてもらいたい」と言われると、萎えてしまう女性もいるようです。ガールズちゃんねるに12月下旬、20代後半の女性が「結婚後正社員でいてほしいという彼氏」というトピックを立てました。

2年間付き合った彼氏に、結婚しても「正社員でいてほしい」と言われたトピ主。「子どもが生まれたら正社員ではやっていけない」と考えていたため、ショックを受けたといいます。おまけに

「『妻にも正社員でいてほしいなら家事と育児は折半だよね!』と聞くと、それにはだんまり…」

と彼の態度に不安を感じている様子。こうした彼氏の言動について、どう思うかを問いかけていました。(文:篠原みつき)

「お金は稼いでほしい上に家事育児もしてほしいってことだよね」

女性が結婚後も正社員で働き続けるには、職場の理解や夫の協力が必須です。特に、夫が家事や育児に協力的かどうかは、女性にとって相手の年収以上に気になるポイントかもしれません。その大事な点に「だんまり」とはいかがなものでしょうか。

このトピックに対するコメントは25日正午時点で2000件以上集まり、投稿者からは「だんまりはないよね」「こいつはアウトー!!」など彼氏に対する批判が殺到しています。

「お金は稼いでほしい上に家事育児もしてほしいってことだよね。不公平な感じ」
「はぁ?!ありえない!人の彼氏に言っちゃ悪いけどずるい無責任な男だね!」

彼氏を「仕事も家事育児も女性に押し付けて何もしない男」と認定し、怒りに震えるコメントが相次ぎました。

国立社会保障・人口問題研究所の夫婦調査(2015年)によると、結婚退職は減少し、結婚しても仕事を続ける人は7割を超えています。ただ「第1子出産前後の就業継続者の割合」は、2010~14年で38.3%。増加傾向とはいえ、6割以上の女性が第1子出産後は離職しています。

「結婚したら共働きが前提」だとしても、子どもの保育園が見つからないなど計画通りに行くとは限りません。男性には「何かあれば俺が稼ぐから大丈夫」という余裕を見せてほしいと考える女性は多いようです。

「現実見てて良いと思うけど」と彼氏に理解示す人も

一方で「20代ならそんなもんじゃない?仕事やめていいよ!みたいな勢いだけの言葉より現実見れてて良いと思うけど」と男性側に理解を示す人もいます。

確かに、今の若い世代は、高度経済成長期のようにこれからどんどん給料が上がるという希望を持ちづらい時代を生きています。2015年に出版された『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(山崎元・大橋弘祐著/文響社)には、男性目線のこんな言葉があります。

「結婚するなら相手の女性は収入が多い人のほうがいいだろうね。家計をキャッシュフローにたとえるなら、稼ぎのある奥さんは資産になるけど、そうでない奥さんは負債になる」

つまり、収入のない妻は「負債」と、お金のプロ(経済評論家)の立場からドライに言い切っているのです。今日、妻に安定した収入を稼いでほしいと考える男性は少なくないでしょう。

ただ、やはり20代の若者ですから「正社員で共働き」の具体的な結婚生活にまでは、思いが及んでいないのでは、とも感じます。家事、育児をしたくても、男性のほうが長時間労働で無理という場合もあります。

「だんまり」の対応は”妻も正社員なら、夫も家事育児は当たり前”という前提を「無視」したいのか「分かっているけど、正直に嫌だとも言いづらい」という葛藤なのか、は不明です。まずは喧嘩腰にならないように「どう努力すれば上手く生活が回り、そこそこ納得できるか」を2人の問題として話し合い、模索していくことをお勧めしたいです。

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