「良い大学に進学して、大企業に入社する」という考え方は未だに根強く、大企業を目指す若者は非常に多い。ただ、大企業に入社することはメリットだけではない。ガールズちゃんねるに3月下旬、「大企業あるある」というトピックが立った。
「ボーナスが安定してもらえる」
「転職でいわゆるホワイトの大企業に就職したけど、1番驚いたのは福利厚生の充実さ」
給与の高さや福利厚生の良さを挙げるコメントが散見された。さらに、「社宅の家賃が1万円」と私生活にかかる費用負担も充実しており、大企業に入社すれば節約しなくても貯金が捗りそうだ。(文:石川祐介)
「嫌な上司がいても、我慢して何年か経てばどこかに行く」
「有休消化を促される」と有給取得に関するコメントが相次いだ。昨年、有給休暇を年5日以上取得することが全企業で義務化された。大企業ゆえに、ちょっとした不祥事を起こしただけでもすぐさまメディアに取り上げられる。コンプライアンスや法律の遵守を徹底する傾向があるのかもしれない。
また、「大企業は転勤が多い」というデメリットもあるが、「嫌な上司がいても、我慢して何年か経てばどこかに行く」という意見を見ると、このデメリットは意外とメリットとしての側面も強いのではないか。
他にも、「ビルに入る時のセキュリティがすごいちゃんとしてる」「社食がめちゃくちゃ安い」などの声もあがっている。
「いい歳のおじ様達がいつまでも卒業した大学の話で盛り上がっている」
ただ、ネガティブな意見も少なくない。
「意外と体制古くて昭和みたいだったり給料も安かったりするところもある」
「女性の管理職少ない。押し付けられて管理職になってしまったケースばかり」
体質が古いため女性が活躍する難易度は高く、柔軟な働き方が承認されにくい風土がある。さらに、「社員数は実際は半分くらいで足りる」と社内ニートを見かける機会も少なくないという。従業員が多いため仕事が振られないのか、サボっていてもバレにくいからなのか、”仕事をしない同僚”にイライラさせられてしまうようだ。
「社歴だけ長いおっさんの自慢話。しかも謙遜に見せかけた自慢話」
「いい歳のおじ様達がいつまでも卒業した大学の話で盛り上がっている。最終学歴が人生の誇り」
「大企業に勤めている」と言うだけで周囲からちやほやされるため、プライドが妙に高い面倒な人もいるという。
メリットもあればデメリットもあるがが、それでも大企業に入社することは魅力的だ。ただ、有名な大企業でも大胆なリストラが敢行されており、「大企業に入ったら安泰」という考えを持ち続けることは危険なように思える。