新型コロナウイルスの感染拡大を受け、公演やイベントの自粛が相次ぐ中、コンテンツスタジオ チョコレイトは4月7日、企画から稽古、公演まで全てをオンライン上のZoomで行う「劇団テレワーク」を旗揚げした。
同劇団は、同社のプランナーがWeb会議サービス「Zoom」でブレストを行う中で生まれた。今月2日にはワークショップ型公開オーディションを実施し、5日には第0回公演「Zoom婚活パーティー」を行っている。
Zoomならバーチャル背景で舞台をすぐ変えられ、投げ銭も受け付けられる
第0回公演のオーディションは、自宅からZoomで参加するという形で行われた。参加者は即興劇を披露し、その様子をYou Tubeでライブ配信した。同社リリースによると、劇団発足の経緯として「今、世界中で、表現の場がどんどん閉鎖されています」という。
Zoomを利用している際、「これはむしろ、新しい劇場になるんじゃないか」と気づいたという。Zoomは表情が見えやすく、バーチャル背景で舞台をすぐ変えられる。またすぐに配信でき、投げ銭も行える。同社は「このリモート時代だからこそできる表現の形を模索することにしました」という。
旗揚げ後の第1回公演は今月12日21時開演予定。今後の活動として、即興劇のほか脚本などを用意した本公演も行うとしている。