新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、在宅勤務に切り替える企業が増える中、そんな企業の”あるある”を謳った交通広告がネット上の話題を集めている。クラウドを使った人事労務ソフトを手掛けるSmartHRが現在、JR山手線やJR新宿駅などに掲出している広告だ。
「テレワークが始まった。ハンコを押すために出社した。」
まさにテレワーク推奨下の今、出勤しなければならない従業員が目にする、交通広告の特徴を生かしたコピーと言える。共感する人も多いのではないだろうか。
「タイムリーすぎてドキッとした」という人も
広告には別バージョンもある。
「テレワークが始まった。書類提出のために出社した。」
両コピーの横には、小さめの文字で「本当に必要な仕事って何だろう。時間をかけるべき仕事って何だろう。」と問いかけ、同社の紹介につなげている。広報担当者は、キャリコネニュースの取材に
「テレワークが開始されても、多くの方が押印や書類提出のために出社しているという現実があります。そして、それらの業務をなくす一つの選択肢として『SmartHR』があります」
と自社商品をアピールする。コピーについては、インパクトのある”あるある”で共感を生み、注目を集めながらも「働き方を変えるきっかけになったら嬉しい」という願いを込めているという。
ツイッター上では、広告を見た人から「これは一本取られた!」「タイムリーすぎてドキッとした」などと反応する人が続出。中には「これうちの職場の人にもみて欲しいわ」と漏らす人もいた。