外出自粛の長期化に伴い、ビデオ会議アプリなどを活用する”オンライン飲み会”が広まりつつある。だが、実際にオンライン上でお酒を酌み交わすことは楽しいのだろうか。ガールズちゃんねるに5月10日、「オンライン飲み会って実際どう?」というトピックが立った。
勤め先で頻繁にオンライン飲み会が開催されているというトピ主。だが、音割れで意思疎通が取りづらいのに加え、ラストオーダーがなくて締めのタイミングがないためにダラダラと間延びしてしまう、といった理由から飲み疲れを起こしているようだ。(文:石川祐介)
ラグで話すタイミングが分からず「微妙な雰囲気に」
トピ内には、実際にオンライン飲み会を行っている人々からの声が寄せられている。
「外出自粛のこのご時世、拒否する理由がなく参加がほぼ強制」
「私も職場の人とやった。『予定がある』とかで断れないので困る。うちの会社は上司が気を利かせて時間で区切ってくれたからまだマシだけど延々と続いたら地獄だね」
参加条件が”家にいるだけ”と非常にハードルが低く、外出自粛の影響により「その日は用事があるので」と言えないため、誘われてしまったら最後、参加せざるを得ない点に不満を持つ人は多そうだ。
「リアル飲みでも話すタイミングわからないのに、オンラインでタイムラグあってますますタイミングわかんない」
「ラグがどうしてもあるから喋りはじめが被っちゃったりして、『どうぞどうぞ』もタイミングが変な感じになっちゃったりして微妙な雰囲気になった」
オンライン飲み会は参加者のオンライン環境にばらつきがあるため、どうしてもタイムラグが生じてしまう。場合によっては、会話がグダグダになり、盛り上がりに水を差すこともあるだろう。ただでさえ、コミュニケーションに苦手意識を持つ人にとっては、オンライン飲み会は余計に神経をすり減らす場にもなり得るようだ。
「家族に会話聞かれるのが嫌だ」という人も
このほかにも「画面に自分の顔も映るんでしょ?悪酔いするわ… 」と自分の顔を見ながら飲食することに不快感を示す人や「家族に会話が聞かれるのが嫌だ」とプライベートな会話を聞かれることを嫌う人など、オンライン飲みに関するさまざまな不満点が挙がった。だが、
「遠くに住んでいるなかなか会えない友達と久しぶりに話せたのは良かった」
「普段なら会えない海外の友達とこの機会にやった。海外に住んでる友達に現地のレシピ教えてもらってみんなでお料理しながら作って食べて楽しかった」
とネガティブな声の一方で、普段会えない人と交流できたことを喜ぶ声も相次いでいる。結局、オンラインでも、オフラインでも仲の良い人と飲むのは楽しく、あまり好きではない人と一緒に飲んでも楽しくないことに変わりはないのだろう。