新型コロナウイルスの影響で、今後のワークスタイルは大きく変化していく。緊急事態宣言をきっかけに、「完全テレワーク化に切り替える」という企業も増えていくだろう。すでにキャリコネニュースの読者からは、
「在宅勤務に向けた環境の充実。具体的には机付きの椅子、クッションやUSBハブのほか、山崎実業のTV上ラックです」(東京都/40代男性/メーカー系)
「テレワークになるため、パソコン用のデスクを購入。3台のモニターが必須なので、横幅1メートルのデスクを2つ買ったが長過ぎたかも……」(神奈川県/40代男性/金融・保険系)
といった声も寄せられている。このように「コロナで思わぬ出費が増えた」という人は少なくない。静岡県のIT・通信系企業で働く50代男性もその一人だ。(文:鹿賀大資)
リモート会議に支障「自宅のネット回線を乗り換えた」
男性は「ネットワーク回線を乗り換えたことで、それなりの費用を要した」という。散財した理由について、
「テレワークや在宅学習が全国的に広まり始めた3月以降に、乗り換えを決めました。というのも以前は、フレッツ光+プロバイダの組み合わせでしたが、日中と夕方の回線スピードの低下が顕著だったからです。リモート会議や仮想デスクトップサービスでの業務に支障が出ていました」
と綴る。3月下旬にNURO光への乗り換え申請を済ませ、4月下旬に開通した。それに伴い「併用期間はどうして費用がかかりました」という。それでも「懸案だった日中と夕方の回線スピードの低下が解消され、ストレスもなくなりました」とのことだ。成るも成らぬも金次第とはいうが、散財した分だけ実りのある金となったに違いない。
ほかにも仕事関連での散財について、
「交通費」(神奈川県/50代男性/メーカー系)
「20万円の自転車を購入。毎日乗っているので満足している」(奈良県/30代男性/教育・保育職)
という声もあった。少しでも密な電車を避けるために指定席を手配したり、通勤用の自転車を購入したりする人が増えているようだ。
「良い値段のウイスキーを3本購入」
一方、「マスク」や「消毒液」といった生活必需品にかかる費用の負担増に関する投稿も目立った。品薄から派生した価格高騰も関係しているのかもしれない。それ以外では、
「普段あまり飲めない高い酒を買った」(東京都/40代男性)
「良い値段のウイスキーを3本購入。外に出られないから、ウイスキーでの家飲みが増えました」(新潟県/30代女性/メーカー系)
「キャンプグッズ」(神奈川県/20代女性/サービス系)
と“おうち生活”を満喫するために、ちょっと贅沢な自己投資をした人もいるようだ。
※キャリコネニュースでは引き続き「新型コロナで散財したものは?」や「【読者投稿】世帯年収800~1000万円のリアル」に関するアンケートを募集しています。