TOHOシネマズ映画ランキングがジブリ無双状態 1位「千と千尋」、2位「もののけ姫」、3位「ナウシカ」
都心部の映画館が6月上旬、営業を再開した。TOHOシネマズも6月5日から、すでに営業再開した44劇場に加え、TOHOシネマズ日比谷、新宿、上野、日本橋など23劇場の営業を再開した。
7月6日現在、TOHOシネマズ公式サイト上の映画ランキングでは、1位が「千と千尋の神隠し」、2位は「もののけ姫」、3位が「風の谷のナウシカ」。スタジオジブリ作品が上位3つを占めており、ネット上で話題になっている。
「一生に一度は、映画館でジブリを。」キャンペーンで全国373の劇場で上映
新型コロナウイルスの影響で、多くの映画が公開日の延期を余儀なくされた。代表的なものだと、今年3月に公開予定だった「映画ドラえもん のび太の新恐竜」は8月に、4月公開予定だった「名探偵コナン 緋色の弾丸」は来年4月公開となった。
そうした中、「一生に一度は、映画館でジブリを。」をテーマに6月26日から全国372の劇場で「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」「風の谷のナウシカ」「ゲド戦記」の4作品が上映されている。
都内ではTOHOシネマズのほか、松竹マルチプレックスシアターズ、109シネマズ、イオンシネマ、ユナイテッド・シネマなどでも上映されている。
「何回も観てるのに涙腺崩壊、ソーシャルディスタンス席でよかった」という声も
筆者も6月28日にTOHOシネマズ日比谷で「風の谷のナウシカ」を観たが、前後左右の座席を空けたソーシャルディスタンス席のためかほぼ満員だった。ジブリ作品は地上波放送で観ることが多かったため、全編を通して観たのは初めてだった。
テレビではなく大画面で、映画館の音響機器で観賞するとまた映画の印象も変わる。幼少期は「テトかわいい!メーヴェに乗りたい!」とワクワクして観ていたが、大人になって改めて観ると、ナウシカに過酷な運命を背負わせすぎで泣いた。
子どもの頃に観た作品を、大人になって観ると「そうそうこのシーン!」と「え、ここってこういうことだったの!?」など捉え方が変わって面白い。他の作品をこれが特別料金(1100円)で、なおかつ前後左右に人がいない状況で観賞できるのは非常に快適だった。
ツイッターでも「子どもの頃、リアルタイムで映画館でみたときの感動よりも、今だから感じられる、とにかく圧倒的な世界観だった」「何回も観てるのに涙腺崩壊、ソーシャルディスタンスで隣の席空いててよかった」といった声が寄せられている。