FJネクストは7月8日、「住みたい街」に関する調査結果を発表した。調査は6月にネット上で実施し、首都圏で一人暮らしをしている20~30代の未婚男女2000人から回答を得た。
「今住みたい街はどこか」と聞くと、1位は「吉祥寺」(122票)だった。同社調査では3年連続の首位。次いで「横浜」(98票)、「新宿」(68票)、「恵比寿」(64票)、「中目黒」(44票)などと続いた。また、前年度12位だった「東京」(40票)は7位に上昇している。
2位以降にも”おしゃれ”な街が並ぶ結果に
吉祥寺の評価理由としては「おしゃれな街」「おしゃれな店」などの”おしゃれ”というキーワードが目立った。また「公園がある」「井の頭線と中央線が使える」「都会過ぎない」「買い物もしやすそうで都心へもすぐ行ける」などと生活環境や利便性を挙げる声も寄せられている。
横浜についても「おしゃれ」「憧れ」「高級なイメージ」「洗練されている」といったイメージに加え、「交通の便がよい」「飲食店も地下街も充実」などの機能面が評価されたようだ。
恵比寿、中目黒も”おしゃれ”というイメージで高評価を得ている。また、「飲食店が多い」「高級住宅がある」「芸能人に会える」といった期待の声を挙げる人もみられた。
トップ5のうち、4つの街がおしゃれという点で評価された一方、新宿が「アクセスが良い」「交通や買い物に便利」「職場に近い」など理由の大半を”利便性”が占める結果だった。
また、今調査でランキングが急上昇した東京の評価理由としては、「会社が近い」「交通の便が良い」「都会だから」「東京の中心だから」など、都心ならではの機能性が評価された。
単身生活者の住みやすい街、2位は「中野」 決め手は”安さ”か
次に、単身生活者が住みやすい街を聞くと、トップはやはり「吉祥寺」(110票)だった。次いで「中野」(89票)、「新宿」(76票)、「赤羽」(66票)、「横浜」(50票)などと続く。
中野には、単身者ならではの「家賃が安い」「物価が安い」「安いお店が多い」など金銭面の評価が目立った。このほかにも「アクセスが良い」「都心から近い」「全てがそろっていて便利」「単身者の物件が多そう」などの声も寄せられている。
赤羽は「家賃が安い」「物価が安い」「飲み屋が多い」「交通の便が良い」と多くの面で単身者向きのよう。また、横浜については「利便性が高い」「交通が便利」「何でも揃っている」などの利便性を評価する人が目立ち、前問でみられた「おしゃれ」「かっこいい」といったイメージ重視の声はみられなかった。