履歴書や職務経歴書を書く際、自分のスキルや経歴の無さに絶望する人は珍しくない。ガールズちゃんねるに7月11日、「履歴書・職務経歴書が悲惨な人」というトピックが立った。
「私も学歴、正社員歴無しの職歴、資格無しの悲惨フルコンボ」
「採用してもらうためにアピールできる要素が土日祝も盆正月もいつでも働けることだけ。本当に恥ずかしい」
自身のスキルや経歴のなさに羞恥心さえ覚えている人もいた。履歴書を書くには、自身の市場価値を向き合う必要がある。そのことを避けるために就職や転職活動に踏み出せない人が意外といるようだ。(文:石川祐介)
空白期間を「劇団に入っていた」と嘘をつく人も
履歴書が”悲惨”になってしまう原因は様々な背景がある。
「派遣期間が長い。1年くらいのスパンで変わってる。履歴書の職歴が入りきらないからどうしよう」
「職歴悲惨。高卒で卒業後就職先見つからなかったから空白あるしやっと見つかったとこもブラックで辞めてまた空白。しかもすぐ辞めて空白」
「30歳高卒正社員歴なし。バイトと派遣のみ。コロナで派遣切りされ只今転職活動中。一生懸命生きてきたはずなのに職歴悲惨で泣きたいw」
派遣会社や契約会社の都合により強制的に職場を転々とさせられたり、入社した会社がブラック企業だったために職場を変えざるをえなかったりなど、その境遇は十人十色だ。
また、「20年働いてないからスッカスカ。大学卒業して普通に就活で会社員になったから特に資格もなく、運転免許書くらいしか書くことない」と専業主婦だったために働く機会がなく、何を書いて良いか困惑する人もいる。
ただ、空白期間を嘘で乗り切る人もおり、「うちの妹は高卒フリーターだけど、面接の時は『劇団に入ってたからバイト以外の職歴ない』って嘘ついてるらしい。可愛い顔してるからか普通に信じてもらえるみたい」と、”夢追い人”という設定をでっち上げることで乗り切る猛者もいた。
「バイトも長く続けていたら職歴になる。書かないのは勿体無い」
非正規でも働いたのであれば書いたほうが良い
非正規で働いていたことに引け目を感じている人が多かったが、非正規あってもきちんと履歴書に書くべき、とするアドバイスもあった。
「バイトも長く続けていたら職歴になる。書かないのは勿体無い」
「無職でプラプラとバイトしてたかは違うって考えるよ。もちろんそれがどう評価されるかわかんないけど無職プラプラよりは好評価であることは確か」
最近では、非正規労働者であっても正規労働者と同じように働かせる企業が良くも悪くも存在する。自身の取り組んでいた仕事が意外と評価される可能性もある。悲観せずに自分のキャリアを振り返り、自分は何ができて、これから何をしたいか、を前向きに企業に伝えることが重要だろう。