今どきのギャンブルといえば、ネットでも賭けられる身近なものだ。しかし依存性が高く、「気が付くと高額な出費をしていた」という人は少なくない。ギャンブルにのめり込んでしまった20代男性も、キャリコネニュースに
「総額で500万円を使っている」(流通・小売系/年収600万円)
といった声を寄せている。自身の年収とほぼ同額を注ぎ込むとは驚きだ。ギャンブルに200万使ったという、パート・アルバイトの20代男性にいたっては、
「“元を取り返したい”という気持ちでやめられません」
という。ちなみに、この男性の年収は「100万円未満」とのこと。ギャンブルには、身の丈を超えるほどの額を投じてしまう“魔力”があるのかもしれない。(文:鹿賀大資)
「独身の頃は1レースに1万円を賭けていた」
金融・保険系勤務の30代男性は「他に大した趣味もないから金額を抑えつつ楽しんでいくと思う」と綴る。男性の年収は650万円。ギャンブル歴は「競輪に10年ほど」とのこと。その間に投じた総額は「約200万円」だという。
「競輪の開催日は、ほぼ365日。平日の昼間開催もあるのでハマるとヤバい。独身の頃は1レースに1万円を賭けていたこともある。結婚を機に金額は落ち着いた。今は普通の人の“飲み代レベル”にまで抑えられている」
そんな男性だが、何レースも連続で外した時は「辞めたくなる」とも書いている。
「競馬歴約20年。今までに5000万円ほど使った」
不動産・建設系勤務の20代男性は、約5年間、パチンコとパチスロにめり込んでいる。
「朝から外が暗くなるまで台を回し、数万円を失って帰る時は本当に辞めたい気持ちになる」
と綴っている。男性が5年間で投じた総額は350万円程度。ちなみに年収は400万円。ほぼ1年間の食扶持(くいぶち)がギャンブル代として消えていったことになる。
「パチンコ以外で夢中になれるものがない。あの『いつ当たるのか』と待ち続けている時間。そこに『何かを積み重ねている』と勘違いしている節がある。時間を潰すためにしているのか、それともパチンコをしているから時間が無いのか、自分でもわからない」
男性が自身が置かれた状況について「苦しい」と語り、「誰にも理解してもらえない」ともがいている。ほかにも、
「競輪歴5年。月20万円くらい負けています。負のループで苦しいです」(40代男性/IT・通信系/年収600万円)
「今はコロナと指の怪我でやっていない。過去のギャンブル歴は10年以上、ストレスの捌け口だった。当時はお金がなくてもやってしまっていたほど」(50代女性/メーカー系/年収450万円)
「競馬歴約20年。今までに5000万円ほど使った。予算より負けた時はもちろん、趣味なのでやめられない。公に言いづらい趣味でもあり困っている」(30代男性/商社系/年収400万円)
といった声が寄せられていた。
※キャリコネニュースでは引き続き「パチンコなどギャンブルがやめられない人」や「食費に関するアンケート」に関するアンケートを募集しています。