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「店長呼んでこい!」パチンコ店で出会った”すごい客” 「嘘だったらテメーの命(タマ)とるぞ」

パチンコ店で出会ったすごい客

パチンコ店で出会ったすごい客

新型コロナに伴う休業云々で目立った業界のひとつに、パチンコ業界が挙がります。緊急事態宣言発令で多くの店舗が休業していましたが、一部営業している店舗が長蛇の列だと報じられバッシングを受けました。

元々否定的に思われがちな業界だったので、これをきっかけにさらに否定的なものに映ってしまいました。僕は過去、思いっきりギャンブルにハマり、借金1000万円を抱えました。しかしパチンコ店で現場リーダーとして働き、借金を返済した経験もある人間。

パチンコ店に足繁く通う人もいれば、そこで働くことで生計を立てる人もいる。店にはいろいろな人がいますが、僕がパチンコ店で出会った”すごいお客さん”の人間事情について書いてみたいと思います。(文:ちばつかさ)

お金があるのかどうかもわからないけど勝っても負けてもニコニコのおばあちゃん

僕が勤めていたお店は、東京といえ郊外の小さなお店。大手チェーンでなく、なんともいえないアットホーム感があるお店でした。どちらかというと常連が多く、年齢層も高いイメージでしたが老若男女いろんな人が来店していました。

「おはよう!」と声をかけてくれる常連のお客さんもいます。そのうちの1人のおばあちゃんは、ほぼ毎日開店してから来ていました。いつもニコニコして遊んでいて、大負けしようが「今日はぜんぜんダメだったわ」なんて笑顔で帰っていくんです。

彼女の生活がどんなものかは知らないし、お金があるのかどうかもわからないけど勝っても負けてもニコニコ。彼女にとってはパチンコ店に来ることは毎日の楽しみになっていたのかもしれません。

一方、毎日悲壮感漂う表情で遊ぶおばあちゃんもいる。当たらないとイライラしているし、負ければ余計にイライラ、大当たりしてもムスッとしている。まるで両極端な人間の心模様がそこにはありました。

「どうなってんのこれ」と静かにどすの聞いた声で僕に問いかけ……

毎日のように大金が動く業界。お金が絡むその場所には当然クレームなどの”怒り”も存在します。現場リーダーを勤めていた僕のところには、アルバイトスタッフから「店長呼べと言われています」と言われることが日常茶飯事でした。

店長が不在の時には僕がクレーム対応をするんですが、一度命の危険を感じたことがありました。朝一からパチスロを打っていた中年の男性。夕方前くらいまで席を動かず大当たりもまったくない状態で僕が呼び出されたんです。

「どうなってんのこれ」と静かにどすの聞いた声で僕に問いかけてくる。その台は高設定を示唆する札が刺さっていました。昔は各店舗、高設定台や甘釘台を示唆する表示していました。現在は違法ですが。

「そんな台にこれだけお金を入れてなぜ大当たりがでない」という怒りを受け止めていると、最後に耳元で「これ、嘘だったらテメーの命(タマ)とるぞ」と言われました。お金が絡むと怒りも増幅されます。これが否定的なイメージを大きくするのは否めません。

適度に遊べるならパチンコは何も悪くない

人間の喜怒哀楽が激しく表現されるパチンコ店。大騒ぎする大学生を何度注意したことかわからないし、勝てない人に何度罵声を浴びせられたかわからない。僕自身もお客の立場で天国から地獄まで味わった人間です(どうぞ思いっきりクズ呼ばわりしてください)。

依存者本人やその家族にとっても「なくなればいい」と思われるのは仕方のないこと。パチンコに限らずなんでも”適度”を超えると人間の裏の部分が現れます。お酒もそう、恋愛も度を越せばストーカー行為になり、食事だって度を越せば命の危険にさらされる。

適度に遊べるならパチンコは何も悪くないんです。しかしパチンコ店は欲や嫉妬、羨望、そんな人間臭さが漂う場所だからこそ、人間の弱いところが思いっきり露呈してしまうのかもしれません。

パチンコ業界には負のイメージもありますが、こども食堂へのお菓子の提供や、禁煙化、地域活動、依存への取り組みを実施するなど業界自体も変わりつつあります。あとは利用者である僕たちが”適度”を考えていかなければいけませんね。

著者近影

著者近影

【筆者プロフィール】ちばつかさ

合同会社komichi代表。柔道整復師、こころと体のコーディネーター、元プロ野球独立リーグ選手。東京と福井で投げ銭制の接骨院を運営しのべ10万人近くの心と体に向き合ってきた。野球経験とコーチングの経験を活かし都内で”野球を教えない野球レッスン”を運営。レッスン卒業生がU12侍ジャパンの代表に選出された。現在、心理学を学ぶため、アラフォーで大学在学中。【公式サイト】

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