レジ袋有料化からそろそろ1か月が経つが、依然として面倒に感じている人が多いようだ。小売店勤務のキャリコネニュース読者からは、会計中に「マイバッグを忘れた」と車に戻る買い物客に困っているという声が多く寄せられた。コンビニで働く40代女性は
「有料のレジ袋はご入り用ですか?と聞くと、『あっ!車にある!』と混雑時でも車に取りに走ってしまうお客様がいる。次のお客様を呼ぶことも出来ず、戻ってきて、会計を済ませて袋詰めするまで待つことに」
と頭を抱える。客が戻ってくるまでに「3人くらいのお客様は会計を済ませられる」と時間ロスを嘆く。後ろに並んで待っている客にとってもフラストレーションが溜まる一方だ。
「車に袋があるのでレジ袋は要らない」と買物カゴを持って店を出る客
実際に車内に忘れたマイバッグを取りに行った客のせいで、店に苦情が入ることもあるという。スーパー勤務の40代女性は「会計中にお客様が『車にマイバッグを忘れた』とその場を離れ、会計は保留になった」と当時の対応を振り返り、
「一旦次に待っているお客様の会計を行ったところで、お戻りのお客様が割り込みで入ってきました。それが『本来なら列の最後尾に並び直すべき』『並び直さない』といったお申し出あったこともありました」
と明かす。同じくスーパー勤務の50代男性も「お昼どき、レジで有料袋について確認すると『車にあるから』と取りに行き、レジが混んで他のお客トラブルになった」と同様のトラブルを挙げている。客同士で揉めれば、さらにレジは混雑してしまうだろう。
車にマイバッグを取りに戻らなければいい、という問題でもないらしい。ドラッグストアに勤める40代女性は「『車に袋があるのでレジ袋は要らない』と買物カゴごと店を出て行く方がよくいます。 カゴが返ってくるのかハラハラします」と綴っている。
袋詰めはセルフなのに「早く入れろ」「サービスが悪い」
マイバッグをめぐるトラブルは尽きない。40代女性が働くスーパーでは、マイバッグを持参した場合、客自身に商品を詰めてもらうのがルールだ。しかし、
「どこぞのレジ袋を持って来てカウンターに投げ置き、会計が終わってお客様が袋詰めされるのを待っていたら 『早く入れろ』と怒鳴られ。お客様ご自身でと伝えると『サービスが悪い』とまた怒鳴られ」
という。女性は「日本人はいつまで 『お客様は神様です』の考えがなくならないのだろう」と嘆いている。
コンビニで働く40代女性は「不衛生なエコバッグや裂けかかっている再利用のレジ袋を出され、『これに入れて』と依頼されることに困っています。直後、アルコール除菌念入りにやります」と不安を口にする。新品のビニール袋とは違い、他人の持参したマイバッグに触わることに抵抗を感じるのは当然だ。
また、レジ袋の購入客からは、商品を詰めた後に「同じ値段なら一番大きいのに変更して」とレジ袋の変更を迫られたこともあるという。女性は「本部の意向を説明しても、切れたり、罵声飛ばす、店員を下に見て、上から目線のお客が多い」と呆れている。
※キャリコネニュースでは引き続き【店員】ビニール袋有料化で困っていることや理想の働き方は週何日勤務ですか?に関するアンケートを募集しています。