インターネットインフラサービスを提供するさくらインターネットは7月29日、東京支社のオフィスを再構築すると発表した。同社は今年4月からリモートワークを前提としており、現在の出社率は10%程度だという。
従業員にヒアリングしたところ、「取引先との対面での対応場所が確保しにくい」「既存オフィス以外に自宅しか選択肢がなく、機密情報の保管場所に困る」といった課題が浮かび上がった。
「気軽に集まれる場がないと帰属意識や一体感の醸成が難しい」という声も
他にも、
「リアルなコミュニケーションによる安心感が得られにくい」
「気軽な情報共有やディスカッションが発生し辛い」
「気軽に集まれる場がないと帰属意識や一体感の醸成が難しい」
など、出社しないがゆえの課題もあがっている。そこでオフィスを、業務を遂行する場所から、「コミュニケーションやイノベーションを生む場」とするために再構築することにしたおちう。
まず、従業員の出社率を踏まえ、東京オフィスのスペースを4フロアーから2フロアーに削減する。現在の検討中のリニューアル案としては、イベントなどが開催可能なコミュニケーションスペースや、オンラインイベントに対応できる配信スペースの設置などが挙がっており、可能なものから実現していく。
また、地方を含む各地域にコミュニティ型コワーキングスペースを複数設置することも検討しているという。