季節調整後(月々の変動を除去したことを推計した値)に「増員する」と回答した割合から「減員する」を引いた値である純雇用予測は1%減少し、前四半期比より6ポイント減、前年同期比では23ポイント減となった。
業種別にみると、7業種中5業種がプラスとなっている。最も好調な労働市場が期待されるのは「金融・保険・不動産」で、純雇用予測は11%増だった。次いで「鉱工業・建設」(7%増)、「サービス」(5%増)と続いた。一方、「製造」は6%減、「卸・小売」は4%減となり、雇用意欲の減退が見込まれる。
「新型コロナウイルス感染拡大前の人材採用水準もしくはそれ以上に戻るのはいつか」を聞くと、最も多かったのは「不明」(26%)だった。次いで「2023年以降」(24%)、「2022年中」(23%)、「2021年中」「戻る見込みがない」(各11%)と続いた。