大阪府の50代後半女性(流通・小売系/パート)は世帯年収650万円だが、
「世帯年収とはいっても、うちはアラサーの娘の分も含まれている」
「お金の管理は私がして、娘も主人も基本のお小遣い1万円」
と明かす。娘の稼ぎも女性が一旦預かり、その中からお小遣いを渡している状況だ。それにしても、妙齢の女性のお小遣いが月1万円とはなかなか厳しいのでは。女性は「服飾費などはこちらが出している」と弁明するが、一方で、
「娘の給料から毎月6万円の積立貯金」
「娘の結婚費用くらいはたまっているが、別世帯になるとたちまち生活が成り立たない」
と娘の収入に依存する家計体制も匂わせた。
また女性いわく、娘は「結婚にも興味ない」のだという。しかし穿った見方をすれば、両親の手前、そのように振る舞っているだけかもしれない。夫婦だけの稼ぎで生活していくのは難しいのだろうか。女性は、
「夫は3年前、30年勤めた会社を辞め、年収は200万円ほど下がったものの、ストレスはかなり軽減している様子」
「私は持病があるが、とりあえずパートはできる」
と綴っている。夫婦の年齢も考えると、今から収入を上げるのは難しそうだ。「親子3人カツカツではあるものの、生活できている」と語る女性だが、当の娘本人がどう感じているのかまではわからない。女性夫婦は、いつか娘が家を出ることを前提に家計をやりくりする必要があるのではないだろうか。