「まず1社目は新卒採用から6年ほど勤めたが、手取りは経営状態からか人手不足からか一向に上がらず20万円以下。賞与は年3回あったものの、求人情報記載の1.5か月分には遠く及ばない10万円前後。このままでは将来が不安になり転職した」
こう明かす女性だが、現在の年収は300万円、手取りにして18万5000円で「前職より多く給与を提示されていたが、会社での引かれ物により結局手取り額としては変わらず」と不満を吐露する。
「このままでは満足に欲しいものも買えず、日々いろんなものが高騰するなかで、自身の老後のためいかに少しでも多く貯金を捻出するか悩む日々が不安でたまらない」
収入アップを目的に転職したのに、手取りが増えないようでは意味がない。
特にコロナ禍で経営難に追い込まれる会社が後を絶たないこのご時世、転職先選びには慎重になる必要がありそうだ。