「一応、専門の資格を活用して仕事をしています」と自信を漂わせる女性。正規職員になれれば今より待遇が良くなるかもしれないが、「年齢の関係で正規職員になることはできません」と語る。つまり、収入アップのためには転職するしかない。
しかし女性は、
「市役所以外でも資格を活かして就職はできますが、どこも今よりプラス5万円の月給をもらえるかどうか怪しいほど給料が低く、さらにブラックな環境の話しか聞きません。恐ろしくて仕事ができるような環境ではない職場もあるようです」
と言い、転職をためらっていた。
市役所以外の職場が必ずしもブラック企業であるとは限らないが、たまたま女性の周りには、まともな職場で働けている人がいなかったのかもしれない。女性は当分の間、非常勤職員を続けることになりそうだ。
それにしても“恐ろしくて仕事ができない環境”とは、一体どのようなものなのか気になる。情報源となった人の話を詳しく聞いてみたいものだ。