女性の現在の年収は200万円、手取りにして月11万円ほど。先行き不透明なこのご時世、なぜ薄給かつ不安定にも思えるパート勤務を選んだのだろうか。女性は仕事選びの基準とパート勤務のメリットについて、次のように語る。
「できるだけ人との関わりを避け、リモートワークや短時間勤務をしている」
「足りない月は追加で副業している。アルバイトを掛け持ちしたりして、自由にシフトを組んでるのでストレスは少ない」
ただ、正直に言えば「お金はもっと欲しいかも。保険は複数入っている」「掛け持ちで社会保険が自分持ちだと結構もったいない」、そんな気持ちもあるという。それでも女性は、
「人間関係の煩わしさにはかなわない。そんなに悲観的にならなくてもよいと思っている」
とあっけらかんとしていた。
何事も捉え方次第で状況は変わるというが、この女性くらいポジティブシンキングがうまければ、どんな世の中でも楽しく生き抜いていけそうだ。幸せな人生を送るには、たくさんのお金を稼ぐことよりも、「なんとかなる」と気楽に構えることのほうが大事なのかもしれない。