営業職の40代男性は、自身の経験上、離職率の高い職場の求人には特徴があるという。
「求人広告の写真がやたらガッツポーズ、お洒落な事務所なでで打ち合わせしている。その際、『新規事業立ち上げ幹部のポストに空きがあります!』『只今大量求人募集中』という掲載表記には注意してください」
そうした会社は簡単に入社できるが、「毎日研修で恫喝される」そうだ。経営者も「雇ってやった」という意識が強いため、入社後に新入社員をふるいにかけるため、無理をいうことが多い傾向があるとしている。
管理・事務職の40代男性は、求人からブラック企業を見分ける方法があるという。求人を見るポイントは以下の3つ。
1. 企業口コミサイトを全部見て共通点や定量的(声が多い項目)な情報をメモする
2. 抽出した情報とホームページとの矛盾を探す
3. 最後に財務分析
これらをチェックして違和感があり、「自分の判断基準として譲れないことがある場合は応募しない」。さらに男性は、「口コミで判断できなければ、実際に応募して面接まで進める」と綴っている。
「人事の目と行動を観察して、気になるところを質問。その際に目をそらしたり、行動に違和感があったら、嘘をついてると判断できる」
「夜にオフィスの電気がついていてもブラック企業とは限らない」
建築・土木系技術職の20代男性は、「常に転職サイトに求人を出している会社は要注意です」という。その際の項目に「未経験可」と書いてあれば、「尚のことブラックの可能性が高い」という。一方、アドバイスも述べている。
「夜にオフィスの電気がついているか否かでの判断は、必ずしも正解とは限りません。フレックス勤務やシフト勤務の可能性もあります」
クリエイティブ職の20代女性は、新卒で入社した会社の求人票と契約内容が違った。当時の感じた不審点を挙げる。
「面接時に、両親の職業などプライベートのことを多めに聞いてくる。応募した職種の詳細についてはあまり聞かれなかった」
女性は正社員に応募したが、入社して無期雇用派遣として採用されていたことが分かった。入社後の研修では、基本的なソフトの使い方の研修もあったが、グループで社訓を発表させられたこともあったという。
キャリコネニュースでは引き続き「あなたの思う『ブラック企業の見分け方』」や「いつもランチは何を食べますか?」に関するアンケートを募集をしています。