埼玉県の30代女性は、開店前の苦しい日常を綴る。開店の準備に向けた店内の除菌作業中、電源オフの自動ドアを手で開けて「マスク入っているか」と勝手に入ってくる客がいるという。ほかにも、
「『入荷が今日ないってことは、いつ来たらあるの?買えないと困るじゃない』と言う人。『日にちが分からないなら、毎日来るから何時頃に出すか時間だけでも教えて』『毎朝並ぶしかないわね』『朝の納品の時に入荷がわかるでしょ、早く探してきて』など。すべて開店前に言われる言葉です」
開店直後も身勝手な客の勢いはとまらない。店頭にはA4サイズ4枚分の用紙に「マスク欠品中。入荷は未定です」と大きく貼り出してはあるものの、ダメ元で「マスクはありますか?」と聞いてくる。それも、わざわざレジの最中に割り込んでくるという。さらに、
「お金やポイントカードを出す度に、指先に唾液をつけて渡してくる客もいます。指が直接、私の手に触れたこともあります。レジに置いてある除菌アルコールスプレーを垂れるまで何回もプッシュしている人もいます」
女性曰く、こうした客は「いずれも60代以上の年配者です」とのことだ。
「会社に精神科の先生を常駐させてほしいです」
富山県の40代女性は、迷惑な客の対応だけでなく、場を読めない上司にも振り回されている。朝は売り場に2人しかいないが、手伝おうともしない上司だ。
「今まで日中に小出しで販売していたマスクを、今さら「朝一番で売る」と上司から命令されました。それも曜日まで指定してきて。わざとお客様が集まる状態を作りたいらしいです。おかげでレジとお客さんの対応に追われています」
客の理不尽な態度には「カスハラ」と綴る。
「お得意様から毎日『売り場にマスクがないのに、なぜお前はしてる!』『いつもないって言ってるけどいつならある?』と聞かれます。中には『1家族1つ』と何度言っても2回並ぶお年寄りもいます。毎日同じことを聞かれて頭がおかしくなりそうです。いっそのことマスクを全部捨ててやりたくなります。ないものはない!の方がスッキリするので」
女性は「会社に精神科の先生を常駐させてほしいです」と疲労困憊だ。
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