ビズヒッツ11月26日、「UIターン転職に関する意識調査」の結果を発表した。調査は11月に実施し、20代でUIターン転職を経験した男女119人から回答を得た。
20代でUIターン転職をした理由について、最多は「家族の事情」(21.8%)。2位は同率で「金銭的な問題」「都会が合わない」「結婚・離婚のため」(10.1%)となった。
メリットは「実家の様子を頻繁に見に行きながら働ける」など
UIターンをした理由は、
「親が高齢になってきたのと、長男なので家を継いだ方がいいと考えたため」(27歳 男性)
「東京で働いていたが、都会の電車や通勤に疲れたため」(22歳 女性)
「実家から通えば楽だし家賃がかからないから」(24歳 男性)
といった声が寄せられた。「地元が好き」(9.2%)、「地方への憧れ」(8.4%)などの積極的な理由よりも、消極的な理由が多かった。
UIターン転職をしてよかったと回答した人は83.2%。理由を聞くと、最多は「家族の近くにいれる」(29.3%)だった。転職理由としても1位となっていたが、
「実家の様子を頻繁に見に行きながら働ける」(25歳 男性)
「実家に戻ったので親は安心してくれ、私も身の回りのことを助けてもらえるのでありがたい」(26歳 女性)
といった声があがっている。以降は「仕事が充実した」(26.3%)」、「生活が充実した」(23.2%)、「ストレスが減った」「経済的な余裕ができた」(同10.1%)と続いた。
一方、UIターン転職を後悔している人においては、
「給料が格段に下がった」(27歳 男性)
「予想以上にまともな仕事が少なかった」(25歳 男性)
「これまでのキャリアを生かせる職場がなく、妥協して転職した先が合わず、結局1年ほどで退職してしまった」(27歳 女性)
といった声が寄せられた。他にも「免許がないと就職先がなかった」といった地方特有の事情も垣間見えた。
転職活動の方法のトップ3は、「転職サイト」(38.7%)、「ハローワーク」(31.1%)、転職エージェント」(14.3%)だった。