女性いわく、求人には「一般事務で10時16時勤務、パッケージデザイナーのサポート業務もあり」と掲載されていたという。しかし、いざ入社してみると実情は違った。
「実際はデザイナーなどおらず、一般事務採用の私に『デザイナー業務をするように』と指示。できないと答えると、『経理業務をやれ』と無茶振り。それもできないと答えたところ『使えない』と言われた」
めちゃくちゃな指示だ。専門性のある仕事なら、最初からできる人を募集すべきだろう。会社の無茶振りは、入社2日目も続いた。
「アポを取って販路拡大のために飛び込み営業をするように。同じ年頃のお子さんがいるなら、ついでに私の子供のシッターも兼ねて学童の送迎と食事作りも頼みたい、9時18時で働いて欲しい」
営業にシッター、送迎に調理。一般事務の仕事とはあまりにもかけ離れている。
女性は「営業は経験があったのでやれなくもないけれど、勤務時間の勝手な変更指示と専務の子どもの世話うんぬんの辺りで辞めることを決意」したという。
女性がなぜ一般事務で募集をしたのか問い詰めると、その回答は「一般事務募集にすれば応募者が増えると、情報誌担当に言われたから」だったそうだ。
辞めるときには、「社会人として恥ずかしくないのか」と言われたという。しかし、「そもそも募集内容が虚偽だったので失笑するしかなかった」そうだ。
社会人として恥ずかしいのは、経営者のほうだろう。
女性は「他の企業は何かしらのパワハラがあっても数年間は働き、私個人や企業の状況が変わってきたら転職のパターンだったので、3日で辞めたのはここだけ。今でもあの時我慢しなくて良かったと思っている」と振り返っていた。
※アンケート概要
■実施期間
2020年11月21日~
■回答数
504 ※9月10日時点
(記事では、2021年9月8日に寄せられた投稿を紹介)
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/HF78WM9H
■質問項目
・業種・職種を教えてください
・どれくらいの期間で辞めましたか?
・辞めた理由を具体的に教えてください
・実際、辞めてみてどうですか? 満足・不満、またその理由を教えてください