手取り12.8万円だった男性のその後 自力で転職、即行で前職の年収を超える【後編】 | キャリコネニュース
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手取り12.8万円だった男性のその後 自力で転職、即行で前職の年収を超える【後編】

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若手社員を大事にしない会社に未来は無いのではなかろうか。専門学校を卒業後、最初に入った土建会社が「残業代無しで初任給は手取り12万8000円」と振り返る北海道の30代男性(年収450万円)。残業代もつかない激務薄給で、年収にすると総額200万円にも満たなかったかもしれない。

「まともに飯食えない給与だった」ことに耐え兼ね、自分の仕事がない時は専務や他部署の社員から嫌味を言われながらも、無視して定時で帰っていたという。それでも、同じ部署の先輩に手伝うことがないか聞いてから帰るなど一定の配慮は忘れなかった。

ところがある日、「会社の古株の人とぶつかる事があって」、その人と事務員の女性から嫌がらせを受け始めるという事態に陥った。

「少数の会社なんだから上手く仲良くやれや!!」

どんな嫌がらせだったのかは明かしていないが、「憔悴し困り果て専務に相談した」というから相当なものだったのだろう。ところが専務の対応は……

「『少数の会社なんだから上手く仲良くやれや!!』と有難い言葉を貰い流石にキレタ」

なんら対策してくれることもなく突き放されたことに、憤りを隠せない。その後、男性は開き直ったのか極端な行動に出てしまう。

「殺意丸出しのまま毎日古株の人に謝りに行き、結果『そんな糞を見るような目で俺を見るな!!』と逃げて行き、それ以降、彼は私から逃げるようになった」

男性の行動にも問題があったのかもしれないが、これで完全に会社との関係がこじれてしまったようだ。

「それからしばらくして謎に変なタイミングで給与が数万あがり、あ~首かなぁ~と悟った」

あるときは事務室から「もう少しで居なくなるんだから一緒や~」という電話の声が漏れ聞こえてきたという。

社長室に呼ばれ、「事業縮小のため首」しかし……

案の定、しばらくして社長室に呼ばれ、「事業縮小のため首」と告げられた。社長は男性の転職先として「付き合いのあった下請けに再就職が決まっている」と言ってきたそうだが、男性は「お前らともう関わりたくねーじゃw」と自分で就職活動する事を決めたという。最終的には

「3か月程で土木会社に就職が決まり、半年で前会社の年収を超える……ほんとなんであんな給与で働いてたんだろう」

と自身に呆れた様子で振り返っていた。

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