ある日の評価面談で「可もなく不可もなし」というC判定を食らうことになったのだ。したがって、年俸は据え置き。男性は「一体何がだめだったんだろう?」とドキドキしながら上司の言葉を待ったが、信じられないことを言われてしまった。
「キミにはもっとプレイングマネージャーの役割を期待していたし、もっと頑張ってほしかった」
しかし、男性はそれまで一度も、自分が「プレイングマネージャー」である事など知らされていなかった。管理職でもなければ役職手当もない、ただの平社員。あくまで善意で調整役をこなしていただけだった。評価後の目標設定もなく、男性は上司の不誠実さに気付いた。
「『期待』を後出しで言うのがOKなら、この先どれだけ頑張っても『もっとやってくれると思ったのにダメだったね』と、いくらでもゴールポストをずらせるじゃないですか」
この言い分はもっともだ。
「正直ザマーミロって感じです」と、転職して満足
さらに、とどめを刺す情報を知ることとなった。なんと、会議や調整を避けていた同僚の一人が、大幅に昇給したというのだ。その理由があまりにも理不尽だった。
「本人から、『マイホームを建てることになって大変だから給料を上げてくれ』と交渉されたから…」
その同僚は男性より年上だったが、「お世辞にもバリバリ仕事するタイプではなく」、その上「技術力も大したことなく」学んだことは一つもないような人。だからこそ、男性は悔しかっただろう。当時の心境をこう明かしている。
「うちの上司は『マイホーム』なんていう仕事とは無関係な理由で給料を上げるのに、自分には『期待してたのに』なんていう身勝手な評価で据え置くんだ…と惨めに思え、転職活動を始めました」
幸い、専門職である男性の転職先はすぐに決まった。引き留められた際には、皮肉を込めてこう言い返したそうだ。
「僕は鈍感ですし、上司さんの期待に応えられませんので。今まで力不足で申し訳ありませんでした」
転職した今、給料は数百万円アップし、まさに大正解だったようだ。ちなみに、元いた会社のプロジェクトは炎上したそう。投稿の最後には、「自分に良くしてくれた人には申し訳ないですが、正直ザマーミロって感じです」と書いている。
※キャリコネニュースでは「『この上司はダメだ』と思った瞬間」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/TRBML597
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