当日は、総務スタッフと「打合せをし忘れ物がないか、会場の地図はいらないか、カメラマンは誰がするのか」等、確認をしながら会場に到着した。すると、「わが社の社員の座席用の名札」がないことが発覚。
「全員で打合せをしても誰も気づかなかったのに、すべての責任は私に押し付けられました」
上司に「そんなのあったんですか?」と確認したところ、「来年は忘れないように」とイラついた様子で怒られたという。男性にしてみれば、事前の打ち合わせで誰も指摘しなかったミスを自分一人のせいにされたのだから、たまったものではない。
「自分に送ってもらってないファイルが存在する事を知り…」
納得がいかなかった男性は翌日、社内ファイルを探し回った。すると、驚きの事実が判明する。上司が管理していた「忘年会引き継ぎファイル」を確認したところ、男性が受け取っていないデータが存在していたのだ。
「自分に送ってもらってないファイルが存在する事をそこで知り、その中に社員の座席用の名札のファイルがありました」
結局、上司の共有漏れが原因だったわけだが、男性はあえて追及しなかった。今さら事実を突き付けても、さらに機嫌を損ねるだけだと判断したからだ。しかし、この一件で上司への信頼は完全に消え失せてしまった。
「自分一人になにも聞かずに責任を押し付けてくる役員上司にはついていけないと思い、転職をしようと思いました」
不手際を部下のせいにして保身に走る上司のもとで、これ以上働く意味はないと判断したのだろう。
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