育児中は、育児を理由にして残業を断ることができる。一定の条件を満たし、対象者として認められる必要はあるものの、これは労働者の権利であり、雇用主が残業を強制することはできない。
とはいえ現実には、「残業を頼まれると断りにくい」と感じる方もいるだろう。転職してすぐの時期にはなおさらだ。
また「残業アリ」という雰囲気が、職場の慣例になってしまっているようなケースもある。このような場合、「育児中だから残業はしない」という方針が、法律的には正しくても、職場の仲間からは快く受け入れてもらえない可能性もあるだろう。
このようなリスクを避けるためには、最初から「残業なし」をうたう企業への就職・転職を希望するのがオススメだ。最初から残業なしの職場であれば、「自分一人だけが定時あがりで気まずい」なんてことにもなりようがない。育児と仕事を両立しやすくなるだろう。
ママが働きやすい会社その2「年間休日120日以上」
「正社員」として仕事をするようになれば、家族と過ごす時間は少なくなる。長いように思えて、子育てはあっという間に過ぎ去ってしまう。子どもの成長や自分自身の負担を考えると、「できるだけ家庭で過ごす時間も大切にしたい」と考えるのがママの本音だろう。
そこで注目したいのが「年間休日日数」である。この数字が多ければ多いほど、休みが多く、ママにとっても働きやすい環境であることがわかる。
子どもが小学校に通う頃になると、学校での行事も増えてくる。休日数が多いほうが対応は楽になるため、ぜひチェックしておきたいポイントだ。
具体的には、年間で120日以上あれば、ホワイト度が高く、働きやすい環境であると予測できるだろう。
ママが働きやすい会社その3「有給休暇を取りやすい雰囲気」
子どもが小さいうちは、突発的に熱を出したりして仕事を休まなければならないときもある。こんなとき、頼りになるのが有給休暇だが、まだまだ「有休が取りにくい雰囲気の会社」が存在することも事実である。
有給休暇を取りやすい雰囲気かどうかは、事前に企業の口コミサイトで確認しておくと安心だ。キャリコネに寄せられた口コミをチェックしてみると、有給取得に関する口コミの数は決して少なくない。事前にチェックしておこう。
有給休暇を言い出しにくい雰囲気の会社や、暗黙の了解で取得を拒まれるような会社は、避けたほうが無難だ。
最も大切な視点は「子育て中の女性が多く活躍している職場」であること
ママにとっても働きやすい会社を、一番よく知っているのは先輩ママたちである。先輩ママたちが多数活躍し、定着している会社は、「ママにとっても無理なく働ける会社」だと考えて良いだろう。
子育て中の女性が多く活躍している会社かどうかは、「入社してみないとわからない」と感じる方も多いかもしれない。しかし実際には、キャリコネで口コミをチェックしたり、転職エージェントの力を借りることで、その実態をリサーチすることも可能である。
実際に子育て中の女性がどう感じている職場なのか、転職前にしっかりとリサーチを行うことこそが、子育てママの転職を成功させるための秘訣だと言えるだろう。
正社員で働きたいママに、オススメなのが『キャリコネ転職』である。「残業なし」「年間休日120日以上」など、ママ必見の条件を提示する優良企業求人も多数扱っている。
育児と仕事との両立に不安を感じたら、ぜひキャリコネ転職に登録してみて欲しい。ママに優しい優良企業への転職を具体的に考え始めることで、毎日の生活にも余裕が生まれるのかもしれない。