続いて、転職理由を聞くと、第二新卒では1位「残業を減らしたい、休日を確保したい」(31.8%)、2位「もっと人間関係・雰囲気が合う職場で働きたい」(30%)に次ぐ、3位に「給与・年収をアップさせたい」(29.3%)がランクイン。目先の年収アップよりも優先して、現在の働き方や人間関係を改めたい背景がうかがえる。
一方、20代後半では、上位に「給与・年収をアップさせたい」(36.3%)、「もっとやりがい・達成感のある仕事がしたい」(26.8%)、「自身の市場価値を高めたい、ステップアップしたい」(21.2%)といずれも現状アップを目指す回答が並んだ。同じ職歴がある人からの回答でも経験年数によって、転職に期待することが違うようだ。
また、新しい職場に求めることを聞いた結果、在学生を含めた職歴のない人(56.4%)、第2新卒(43.5%)、20代後半(44.7%)のいずれも「良好な人間関係」がトップになった。職歴の有無や経験年数にかかわらず、一緒に働く同僚との相性を気にする人が多いことが分かった。
20代後半が応募したくない求人1位「仕事内容のイメージが湧かない」
応募を躊躇する求人の特徴を聞いたところ、第二新卒のトップ3は「口コミサイト等での評判がよくないとき」(50.2%)、「条件に曖昧なところがあると感じたとき」(41.7%)、「自分にはハードルが高いと感じたとき」(41.3%)だった。
職歴がない人のケースでも順位が違うものの、同率1位に「条件に曖昧なところがあると感じたとき」と「自分にはハードルが高いと感じたとき」(43.6%)、3位「口コミサイト等での評判がよくないとき」(41.6%)と似たような観点に着目していた。
一方、20代後半では「仕事内容のイメージが湧かない」(41.3%)がトップに。2位以降には「条件に曖昧なところがあると感じたとき」(40.2%)、「口コミサイト等での評判がよくないとき」(37.4%)と他の調査対象と同じ項目が並んだ。
職務経験の浅い人が求人の曖昧な表現や口コミに影響を受けやすいのに対し、これまでの経験やスキルが身についている20代後半では仕事内容を強く意識しているようだ。