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「犬が死んだくらいで会社を休むのは非常識、社会人としてダメ」 陰口にショックを受ける女性に励ましの声

返信コメントは「ペットも大事な家族」など、「休んでいい」という励ましの声が相次いだ。

「動物だって家族だよ。休んでもおかしくないですよ」
「『犬が死んだくらいで…』って…いろんな人いるんだろうけど、私は、そんな風に思えないよ…立派な家族だよ…」

などと、トピ主と同じようにショックを受ける人も。「陰口言ってた人が、薄情な人だと思いました」「ただの有休じゃん。文句言われる筋はない」など、陰口を言っていた同僚への批判も次々に入っている。中には、「私は休みましたし、愛犬の介護のために仕事辞めようと思ってました」という超愛犬家も。

「仕事のための人生じゃなくて愛犬のための人生なので」

と、前提の違いを力説していた。

一方で、少数だが「ペットなんて飼いたくない者からしたら、くだらねって思うわ。休むのは自由だから好きにすればいいと思うけど」と突き放した意見もあった。ペット用品の会社などでもない限り、全員に理解されることは難しいのかもしれない。

本来、有休は法律で定められた労働者の権利で、休みを取るのに理由を告げる義務はない。しかし日本企業は周囲を納得させるために理由を明確にするという慣習が根強い職場もある。コメントには「理由は言わないかな」という声も多く、適当な理由をつけて本当のことを言わないのも一つの方法だ。

長年飼っていた犬が危篤になり、家族4人全員が休みを取って家で看取った話

山崎ナオコーラさんの育児エッセイ『母ではなくて親になる』(河出書房新社)に、7か月の赤ん坊の可愛らしさを「ペットみたいだな」と考える箇所があり、著者の友人に関するエピソードが綴られている。長年飼っていた犬が危篤になり、4人家族全員が休みを取って家で看取った、友人は「しばらく立ち直れなかった」と言っていたという話だ。

ナオコーラさんは犬や猫などのがっつり懐くペットを飼ったことがなく、最初は「ペットの死で会社を休む」ことに驚いたという。だが、ペットを飼っていても”休まない人”も”休む人”もいて、

「人間でも動物でも、『どういう付き合いをするか』は、個人の感覚で行っていることで、他人が勝手に推察したり、一般的な考えを当てはめたりしてはいけないのだ」

と考えを語っていた。まったくその通りだ。

コメントの中には、金魚や小鳥などでは理解されないという声もあるが、「わたしもそろそろかなーって思ってるけど、ヤモリだからなんか馬鹿にされそうで言えない。風邪っていうとコロナの心配もされそうだし……」と逡巡する人もいた。

本当に色んな人がいて価値観は様々だ。どんなことでも文句を言う人はいるのだから、周りがどう思うかより、自分の気持を大切にして堂々と休めばいいだろう。

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