中には「ウチの父です。たかが県内の進学校行ってたくらいなのに、いまだに自慢してくる。外では言ってませんように」と身内からマウントされるケースもあった。
「息子が慶應卒業だと自慢する同僚がいるわ」
「元カレ。しかも自分じゃなくて親の学歴でマウントとってきてた。『母親は京都大学、父は同志社で』とか、『だから何?』キモかったわ」
また、自分自身の学歴ではなく、身内の学歴を使ってマウントを取る人もおり、その多様性に驚かされる。終いには「私の同僚なんて、妹の友達が医者夫婦ってことを自慢してくるよ。身内でも無い」と他人のまわしで相撲を取る人までいるという。
「いい学校出てるんだから」と”逆”学歴マウントの被害談も
また、高学歴が当然の環境にいるあまりに当人にマウントを取っている認識すらない、厄介な学歴マウントも存在する。
「自慢というより高学歴が当たり前の友達が多くて、低学歴を人間とも思ってない模様。つらい」
「高学歴が当たり前に思っていて、マウントすら取らない人たちいるよね。私の周りの高学歴の人は良い人ばっかりだけどそれが当たり前だから、『私がその辺の私立大学出身だということを完全に忘れてるでしょ』っていう発言はよくされる」
学歴の低い人への配慮をそもそも欠いていたり、無意識のうちに傷つけたりと無意識のうちにマウントを取っているケースも確かにある。
一方、学歴コンプレックスをこじらせた人々からの
「いい大学出ても仕事とは別だと思っていて『私は仕事できるから?』みたいな自慢を散々聞かす高卒の上司はいた」
「仕事のミスに関しては私個人の問題であって学歴は関係ないのに『あなたいい学校出ているんでしょ?』って言われてすごい嫌だった」
といった”逆学歴マウント”を受けた、という人も多かった。
学歴はあるに越したことはないが、必ずしもその人の能力や魅力に直結するものではない。そもそも謙虚な気持ちを持ってさえいれば、マウントなどしなくても周囲から尊敬されるもの。それを忘れないでほしい。