支給されない理由を聞くと、最多は「ボーナス制度がない」(51.9%)だった。以降は「会社の業績不振のため」(27.8%)、「コロナウイルス感染拡大による経営悪化」(24.1%)、「年俸制の為」(6.3%)と続いた。
次に、ボーナスが支給される人に使い道を聞いたところ、1位は「預金・貯金」(43.2%)だった。2位は「生活費」(29.6%)となり、堅実な使い方をする人が大多数だった。一方で「趣味・娯楽」に使う人は1割にとどまった。
ボーナスが支給された、または支給予定で金額を把握している人の金額は「10~30万円未満」(45.7%)が約半数。「30~40万円未満」の人は17.3%で、東証一部上場企業の平均といわれる、約35万円を下回る人が多かった。
夏のボーナスと比べると「変化がなかった」という人が65.4%。「増えた」という人は27.2%で、現状維持かそれ以上の人が9割を超えた。
来季のボーナスについては、従業員の約6割が「期待できない」と回答。経営者の多くも、来年の支給の見込みが「立っていない」(36.2%)、「わからない」(39.7%)と答えており、先行きが不透明な状況が続きそうだ。