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ITエンジニアの残業時間ランキング1位「組み込み/IoTエンジニア」 「ネットワークエンジニア」「インフラエンジニア」も上位に

残業の多いITエンジニアは?

残業の多いITエンジニアは?

パーソル総合研究所は2月26日、ITエンジニアの就業意識に関する調査結果を発表した。調査は9月に実施し、20~59歳の正社員男女2500人から回答を得た。

ITエンジニアとして入社した理由を聞くと、「安定して働ける環境」(53.8%)が半数を超えた。次いで「成長できる環境」(40.4%)、「技術を伸ばせる環境」(38.3%)、「選考の中で私への期待を感じた」(35.6%)となった。

ITエンジニアの月平均の残業時間は18時間

キャリアの不安については、1位「自分の技術やスキルの陳腐化」(46.5%)、3位「新しい技術やスキルの習得」(43.6%)とスキルに関する不安が他職種よりも高く、上位にランクインした。「今の会社でどこまで給与が上がるか不安」は2位となった。

ITエンジニアの希望年収は763.7万円で、現在の年収(613.6万円)を150.1万円上回った。そのほか業種は希望年収が769.4万円で、現在の年収(628万円)との差は141.4万円。ITエンジニアの方が他職種よりも8.7万円分ギャップが大きい。調査元は「給与に関してより不満を抱えている可能性がある」としている。

また、このギャップの大きさが、ITエンジニアの転職意向を上げている。転職市場に求人ポジションが相当数あり、どの会社でも通用するスキルがあることが背景にあると考えられる。

エンジニアの職種別にみると、希望年収と現年収に最も差がある職種は「セキュリティエンジニア」(マイナス181.7万円)だった。以降は「組み込み/IoTエンジニア」(マイナス174.1万円)、「フロントエンドエンジニア(マイナス166.7万円)と続いた。

扱っているプログラミング言語別のギャップは、「TypeScript」(マイナス226.6万円)が最多。2位の「C」(-163.8万円)にも大きく差をつけた。3位以降は「Python」(マイナス154.8%)、「Java」(マイナス153.2万円)と続いた。一方、ギャップが最も少なかったのは「JavaScript」(マイナス134万円)だった。

ITエンジニア全体の月平均の残業時間は18.2時間。平均を上回ったのは残業が多い順に、「組み込み/IoTエンジニア」(22.1時間)、「ネットワークエンジニア」(19.7時間)、「インフラエンジニア」(19.3時間)、「ITコンサルタント」(18.9時間)、「システムエンジニア」(18.5時間)だった。

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