さまざまな求人詐欺が横行している。
「残業時間が月20時間とあったので、『大体毎日1時間くらいかーまあいいかな!』と思って入社したら、忙しい時期は70時間以上だった」
「休日出勤は年に一回あるくらい。毎週出勤じゃねぇかボケェェェェェ」
“ブラック企業”という言葉が世間に定着したおかげで、求職者は労働条件に厳しい目を向けるようになった。そのため、企業側はなんとか就職してもらうために、条件面で嘘をつかれることが珍しくないのだろう。
中には「3ヶ月後、正社員登用ってなってたのに正社員にはなれない。入社して『それ、罠だよ?。みんな引っかかるんだよね。それが嫌な人はすぐ辞めるよ』って言われた」と正社員登用という餌に求職者を釣ろうとする悪徳企業も存在する。
国家資格がないとダメな作業を内緒でやらされそうになった人も
他にも「厨房で入ったのに『若い女だから』とフロア」といった業務内容に関する声も相次いだ。
「単発のイベントバイトで、チケットのもぎりとかそういう感じだと思って行ってみたら設営だった。重い鉄パイプ刀担いで足場登って、出来ることをめちゃくちゃ一生懸命にやったけど『トホホ』って感じだった」
予期せぬ力仕事をやらされた人もおり、体力に自信がなかったのなら地獄の時間になったことだろう。さらには「職安で探した会社だったのに求人内容と違いすぎた。しかも国家資格がないとダメな作業も内緒でやってほしいと言われた」と求人内容が違うだけでなく、一発アウトな提案をされたという意見もみられた。
求人票詐欺は多いのが現状であり、もし被害に遭ったら労基署などに報告して、求人詐欺を行う企業を地道につぶしていくしかないのかもしれない。