神奈川県の40代女性(サービス・販売/その他/年収250万円)は、夫の職場について不満をもらす。夫は神奈川から都内まで通勤している。
「主人の会社は感染者が1人出たのにもかかわらず、第3波が来てすぐにはテレワークになりませんでした。東京の新規感染者が連日2000人を超え始めた辺りで、やっと各週交代で週2回のテレワークに。減少傾向に入ってきたらすぐテレワーク解除になったので、ほとんど意味がないです。その代わり、電車通勤から車通勤になり、毎日朝が早くて大変そうです」
社内で感染者が出たものの、出勤禁止やテレワークに切り替わらなかったという声は、他にも寄せられている。
「『他のフロアで感染した可能性がある人がいる』と連絡が来たが、週2日の強制出社のルールは変わらずだった。できる限りの対策はしているが、自分のフロアで感染者が出た場合どうなるのか心配。この件で、時代の流れについていけない会社だと改めて思い。転職活動中です」(東京都/20代後半/女性/クリエイティブ/正社員/年収300万円)
ウイルスは目に見えない分、社内で感染者や感染の可能性がある人が発生した場合、社員の不安も大きくなるだろう。それでも対策が後手になる会社だった場合、危機管理能力の低さから転職を考えてしまうのも仕方ない。
「小さい子どもはマスクがずれたり、苦しくてマスクを外してしゃべる」
教育現場も休めない職種だ。都内の40代女性(教育・保育/正社員/年収400万円)も教育現場で働く一人。感染リスクが高い中で休めない状況にヤキモキしている。
「第3波では、基本的に『教育を止めない』という方針のため、たとえ現場で陽性者が出たとしても、簡単には休校にはできません。まさに命懸けで、リスクと隣り合わせで体を張っています」
大人だけでなく、数多くの子どもが集まる教育現場。感染対策を徹底するのは大変なことだ。
「特に小さい子どもはマスクがずれてしまったり、苦しくてマスクを外してしゃべったりしますので、感染リスクは高い環境です。子どもは感染しにくいと言うけど、そこで勤務する大人はいつも通り満員電車に乗って通勤しています。いっそのこと、学校にも休業要請してほしかったです」
子どもたちを守りながらも、出勤して仕事をしなければいけない教育現場。常に感染リスクがつきまとう状況で、気を抜く暇もない。職種柄、どうしてもテレワークが難しい業種があるのは仕方がないが、その分テレワークできる人々がより一層気を付けて生活していく必要がある。
※キャリコネニュースでは引き続き「コロナ第3波到来でもテレワークにならない人」や「仕事バックレた・バックレられたエピソード」などのアンケートを実施しています。