“サイコパス”とは、他人に対する思いやりが著しく欠けた人を指す言葉だ。ときに常人では信じられないような大胆なことをしでかすこともある。
大阪府の50代男性は「会社の先輩のKはサイコパスです」と切り出す。
「『髪の毛が薄い』など、他人のコンプレックスを平気でいじるんです。また、自分に無関係な事柄には無頓着ですが、不利益を被りそうになると全力で反論してきます」
Kのサイコパスエピソードは、これにとどまらない。(文:福岡ちはや)
「成績で勝負するのではなく、あらぬ噂を立てて引きずりおろそうとする」
男性によれば、Kは「他人の成果を、さも自分が達成したかのように報告していました」という。また、他人が成果を挙げることをよしとせず、
「Kは人の成績にケチをつけたがります。相手に勝つため、成績で勝負するのではなく、あらぬ噂を立てて引きずりおろそうとするんです。その噂の立て方も酷くて、自分が発信したのがバレないように『詳しくは知らんけど、アイツ○○らしいで』と誰かから聞いたかのように装っていました。自分のミスも、平気で他人に押し付けてきます」
というから恐ろしい。男性は、それ以外にも
「他人が誰かの陰口を言おうものなら、陰口を言われた本人に『アイツ、オマエのことをこんなん言うてたで』とわざわざ伝えに行き、当人同士がややこしくなっているのを見て喜んでいました」
と明かした。平気で嘘をつき、自己中心的に振る舞うKの様子は、確かにサイコパスそのものだ。
「『はい、1人10ドルずつ出してー』と3人の後輩にたかった」
約20年前、会社の慰安旅行でゴルフをした際のKの振る舞いを、男性は忘れられない。
「ゴルフクラブは各自持参だったのに、Kは『面倒やし、重いやん』と持ってきませんでした。後輩から借りる腹積もりだったようですが、そこはゴルフクラブの貸し借り禁止のゴルフ場。40ドルでレンタルしなくてはいけないとわかると、Kは『はい、1人10ドルずつ出してー』と3人の後輩にたかったのです」
その後輩には男性も含まれていた。結局、男性は先輩であるKに反論できず、「言われるままに10ドルを差し出しました」と言い、
「あれは本当に意味不明でした。まぁ、もうKは亡くなりましたけどね」
と打ち明けた。死んでなお、サイコパスエピソードを語り継がれるとは、Kの性格は相当に強烈だったようだ。
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