奈良県の40代後半の男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収1100万円)は、飲み物の購入をお得にするため、このような工夫をしていた。
「日常的に飲むドリンク類は、絶対コンビニでは買わずに、ドラッグストアでポイント2倍、3倍日を狙って購入。 溜まったポイントも月に一度ある1.5倍デーでお買い物」
また、食費の節約に力を入れる50代前半の男性(神奈川県/専門職/年収1000万円)は、
「コンビニに行かない。自販機で買わない。外食しない。割引シールがついたものしか買わない。いつも割引クーポンを利用する。1食あたりの食費は100円が目安」
と、徹底して定価を避け割引にこだわっている。「1食100円」という言葉が年収1000万円の人から飛び出すとは驚きだ。
見習いたいポイントは?
ファイナンシャルプランナーの大野翠氏(芙蓉宅建FPオフィス代表)は次のように解説する。
<年収1000万円だから派手な暮らしをしている、というイメージが一般的に先行しがちですが、必ずしもイコールではないということが今回寄せられたコメントからうかがえます。むしろ、平均年収世帯の人が見習いたい節約ポイントばかりです。
たとえば1食あたりの予算を決めている点や、普段利用の商品はポイントサービスの日にまとめ買いするなどです。さらに、コンビニや自販機では購入しないという徹底ぶりも見習いたいポイントです。
では、どのくらいの節約効果がるのか試算してみましょう。毎日飲むドリンクがコンビニなどで定価購入した場合150円だとします。1ヵ月を30日とした場合、4500円になります。一方、ドラッグストアでは100円で購入できると仮定すると、ひと月3000円で済むため毎月1500円の節約になります。あわせて、ポイント還元率の高い日にまとめ買いすると、次回からの買い物へポイントを充当できます。
これから節約をしたいと考えている人は、まず自分のお金を大事にし、徹底してムダを省くという視点を持つことから始めるのがいいでしょう。>
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