山口県の30代男性(その他/正社員/年収350万円)は、過去に水産加工の製造業を約2か月で辞めたことがある。理由は、「異常とも取れる長時間労働の常態化」。労働時間は「3日で40時間を超えていた」という。単純計算で1日13時間以上の長時間労働だ。しかし
「同族経営のため、その意識はまるでない」
と家族や親族が経営陣を占める中小企業にありがちな労務管理の甘さを明かした。しかも
「体調不良で休もうとしても強制的に出勤させ、入社前後に母親が他界し『四十九日法要をとり行いたい』と申し出ても渋られ、休んだ後は3人の役員から説教を食らうというブラック企業というほかない会社だった」
と慶弔休暇にまでケチをつけるのだからタチが悪い。男性は「あのまま働き続けていたら確実に死んでいた」と振り返り、2か月で退職したことに後悔はない。
しかしこの会社の水産加工物の商品が「全国のスーパーに置かれています」とも書いており、複雑な思いがあるようだ。
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