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求人では「給料25万円以上」、実際は「残業60時間でやっと20万円」 過酷な職場を退職した女性

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求人情報で募集していた内容と入社後の仕事や待遇が異なっていたために、すぐに退職したという経験談は少なくない。キャリコネニュース読者の40代女性(群馬県/年収250万円)もその一人だ。物流会社の事務員として入社したが、3か月経っても事務の仕事をさせてもらえなかったという。(文:林加奈)

事務員として採用されたはずが重労働

入社当初は「パート1か月、契約社員2〜3か月、その後正社員の約束」だったという。ところが

「パート1か月、契約社員6か月、その後正社員に勝手にされていました」

と雇用形態は女性に知らされることなく変わっていたようだ。しかも事務員のはずが

「『現場を知らないと』と、最初はやったことがないピッキング(編注:倉庫で出荷する品を集める)作業や検品。20~30キロくらいの荷物を2メートルくらいの棚上に保管。ピッキングが終わるまで就業。24時になり1日12時間労働も週2回」

と未経験の重労働を長時間強いられた。試用期間を過ぎても事務の仕事を何もさせてもらえないばかりか、気づいたときには「事務員求人」が出ていたという。

「『私はいつから事務に移れるのか?』と確認すると『あれ?事務員募集だったの?初耳!』と。いや、入社時に自分で言いましたよね?でした」

と、まさかのやりとりを明かした。

会社に対して不信感が募ることは、それだけではなかった。

「求人には25〜35万と書いてあった給料も、残業を60時間してやっと20万。手取りが結局16〜17万円でした。暴言を吐く上司がおり、勝手に配置転換させられたり、名簿から名前を削除されたりの嫌がらせ。パートの人にもしていました」

最終的に女性は、入社7か月でコンプライアンス委員会に通報するとともに休職した。

「結局、たらたら調査結果と理由を述べられましたが、パワハラが認められたとは言わず。『一部不適切な言動を大勢がいる朝礼などで発言をしていた』と認め、(パワハラした人は)営業所異動になってました。私は揉めましたが、家族の力を借りて退職しました」

退職してから半月後、女性は正社員で1社内定を得ていて、現在入社するかどうか検討中とのことだ。

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