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求人では「給料25万円以上」、実際は「残業60時間でやっと20万円」 過酷な職場を退職した女性

入社当初は「パート1か月、契約社員2〜3か月、その後正社員の約束」だったという。ところが

「パート1か月、契約社員6か月、その後正社員に勝手にされていました」

と雇用形態は女性に知らされることなく変わっていたようだ。しかも事務員のはずが

「『現場を知らないと』と、最初はやったことがないピッキング(編注:倉庫で出荷する品を集める)作業や検品。20~30キロくらいの荷物を2メートルくらいの棚上に保管。ピッキングが終わるまで就業。24時になり1日12時間労働も週2回」

と未経験の重労働を長時間強いられた。試用期間を過ぎても事務の仕事を何もさせてもらえないばかりか、気づいたときには「事務員求人」が出ていたという。

「『私はいつから事務に移れるのか?』と確認すると『あれ?事務員募集だったの?初耳!』と。いや、入社時に自分で言いましたよね?でした」

と、まさかのやりとりを明かした。

会社に対して不信感が募ることは、それだけではなかった。

「求人には25〜35万と書いてあった給料も、残業を60時間してやっと20万。手取りが結局16〜17万円でした。暴言を吐く上司がおり、勝手に配置転換させられたり、名簿から名前を削除されたりの嫌がらせ。パートの人にもしていました」

最終的に女性は、入社7か月でコンプライアンス委員会に通報するとともに休職した。

「結局、たらたら調査結果と理由を述べられましたが、パワハラが認められたとは言わず。『一部不適切な言動を大勢がいる朝礼などで発言をしていた』と認め、(パワハラした人は)営業所異動になってました。私は揉めましたが、家族の力を借りて退職しました」

退職してから半月後、女性は正社員で1社内定を得ていて、現在入社するかどうか検討中とのことだ。

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