都内のミシュラン星付きのレストランで働いていた男性。「とにかくワンマンシェフで、勤務初日から一方的に暴力を振るわれる毎日でした」と当時を振り返る。
「蹴りやグーパンチは当たり前で、そのせいで太腿に大きな痣ができたり、頭や顔も殴られたせいで出血もありました。気分感情を全てぶつけられ、自分の意見は1ミリも言えない環境。すれ違うだけでも恐怖を覚えました」
男性はそのお店を知人から紹介されたこともあり、「なんとか耐えていました」と辞めづらかったようだ。しかし、「毎日出勤前になると必ず吐き気や嗚咽が絶えず」と体にも不調が出始めた男性は、退職を決意した。
「その事をシェフに伝えた際も、『お前の実力不足だ』なんだと言われ。お店自体は人気ではあったが、人として1ミリも尊敬出来ない人でした」
3か月でなんとか辞めることができた男性だが、「とにかく毎日が苦痛で、仕事に対する自信もなくなってしまい、一旦飲食業からも離れてしまいました」と、トラウマもあったようだ。
「ですが、自分はやはり飲食業が好きで、その後いろいろな人との出会いから、また料理人として再スタートできました」
理不尽な職場を離れ、現在は前向きに働けている様子だ。退職したことについては「満足です」と語っている。
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