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猛暑でもクーラーの使用を認めない上司に「数字」で反撃→その日の午後にクーラー解禁

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ここ数年、暑い時期になるとクーラーの適切な使用を呼びかけるアナウンスをテレビでよく聞くようになった。しかし、どんなに暑くてもクーラーの使用が認められず、上司に言い返したというエピソードが寄せられた。(文:林加奈)

50代前半の女性(大阪府/事務・管理/年収450万円)は、今から15年ほど前にベンチャー系の零細企業で働いていたことがある。その職場は「夏の暑い盛りにクーラーを使わせてもらえず、窓全開で熱風と格闘しつつ、PC作業を強いられていました」という。

「業務効率が下がるわ、下手をすると熱中症で倒れそうな環境です。零細で人数も多くなく、暗黙の了解で、みな上には何も言えない空気でした」

「周辺のオフィスビルで窓を開けている(クーラーを使用していない)のは弊社ともう1軒だけです」

ある日、たまりかねた女性は、クーラーの使用を認めてもらうべく行動に出た。常日頃から何か報告や意見があれば、「『”数字”を根拠に述べること』と上からはうるさく言われていた」ため、こう伝えたという。

「『現在目視できる周辺のオフィスビルで窓を開けている(クーラーを使用していない)のは弊社ともう1軒だけです。酷暑の中でクーラーをつけない理由は何ですか?納得のいく理由を説明してほしい』と陳情しました」

結果として、その日の午後にはクーラーが解禁になったという。

「数年後にはひどい形で会社を追われることになりました」

女性は、「結局、光熱費の節約のために今まで汗だくの環境で業務をさせられていたわけです」と綴っている。これを機に女性は、

「何かあれば数字根拠で上司や経営者には改善や提案等意見をしましたが、それが気に入らなかったのか、数年後にはひどい形で会社を追われることになりました。結局、考え方がブラックな会社だったのだと思います」

と振り返る。常日頃から数字を根拠に意見を求めてきた上層部が、数字をもとに意見をした社員を退職させたとは滑稽だ。従業員の体調よりも光熱費の節約を優先する会社は、辞めて正解だろう。

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